2013年08月25日

キース・エマーソンのストラップ

 元ELPのキーボードのキース・エマーソン率いるキース・エマーソン・バンドの2005年の来日公演の様子を以前のエントリーでアップしていた。

 そのエントリーの末尾に、会場で購入したレザーストラップの写真を小さく載せているが、このストラップを携帯に付けて、今でも愛用している。あのツアーから8年。気がつけば、レザー部表面に書かれていたKeith Emersonの文字は無くなり、それがあったことすら忘れていた。それでも、金属のリングに刻印されたKEITH EMERSON JAPAN TOUR 2005の文字が、その素性を明かしてくれる。レザー部分はだいぶくたびれてきたけれど、まだまだ使い込んでいけそうである。
キースのストラップ


 この記事を書いたのは、実はELP関係の色々な情報を発信して下さるtoriodenさんのブログ「EL&P図書室」にて、同じようにライブ会場で購入して、大事に保存している同じストラップの写真をアップしているエントリーを読んだから。このエントリーの新品同然のストラップの写真を見るまで、レザー部分にキースの名前が入っていた事をすっかり忘れていた、というお話。

 僕も使わずにおいておけばよかったかな・・・?実は、2008年のツアーでも同じようにストラップを購入したが、こちらは2005年の物に比べると見劣りするので、使わずにいるから、逆に今でもキレイという・・・。レザーでなく布地になった持ち手部分に、KEITH EMERSON BANDの文字が、ちゃんと残っている。



posted by おだまさ at 14:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 気になるコト文系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月17日

H-IIBロケット4号機打上成功!

 少し前の話題になるが、日本の主力ロケットH-IIBの4号機が、ISSへの補給機「こうのとり」4号機を搭載して、8月4日種子島宇宙センターからの打ち上げに成功した。

 打上後のミッションも順調で、こうのとりは無事ISSとドッキング、物資搬出/搬入を経て、9月5日にISSから分離、大気圏に再突入し、燃えつきる予定となるそうだ。

 H-IIBは4回連続打ち上げ成功、H-IIAも含めると20回連続成功となるようだ。関係者のご尽力を讃えたい。

 打ち上げの瞬間この目で一度は見てみたいと思いつつ、打ち上げ場所や時刻の不確定さからすれば、それはかなわぬ夢かな。ということで、webで公開されている動画を見るだけなのだが、やはり感動してしまう。この、高度な技術の結晶でありながら、荒々しい暴力的な姿を見せるところが、心の何かを揺さぶるのだろう。

 ということで、JAXAが公開している打ち上げの写真なども転載したいのだが、NASAのwebサイトと違って、JAXAのサイトで公開されているデータ類を転載するには、事前許諾が必要らしい。(MobileHackerz再起動日記2010/6/18エントリー参照)。

 個人ブログの記事程度でJAXAあるいは日本宇宙フォーラム担当者の手をわずらわせることもあるまい、と転載は断念。そのかわり、打ち上げダイジェスト動画のあるページ(「こうのとり」4号機(HTV4)特設サイト)リンクを貼っておく。

 同特設サイトにある「こうのとり」4号機プロモーションムービーも、BGMにナレーション付きで、中々良い感じ。


posted by おだまさ at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月11日

iMacで中継して宅内LAN接続

 最近はそれなりにテレビで連続ドラマなど見たくなり、HDDレコーダーで毎週録画しているのだが、この間停電になったせいか予約が正常になされてないことがあった。で、家族に文句を言われて、オンデマンドで見逃した回を観よう、ということになった。

 しかし、ウチの家はテレビもHDDレコーダーもネットにつないでいないし、無線LAN環境なのだが、対応するアダプター無し。テレビのあるリビングまでルーターから直接イーサケーブルを這わせることもできない。

 さて、どうするか。webで調べると、見つかるものである。リビングの置いているiMacを経由して、テレビやHDDレコーダーをインターネットに繋げる、という方法が。ありがたや。

 「あらきんぐのiPhoneアプリ開発ブログ」というブログに載っていた方法だが、無線LANでネットに繋がっているiMacとイーサケーブルでテレビやHDDレコーダーを接続し、iMacのインターネット共有機能を使って、iMacごしにネットにアクセスする、というものだ。

 僕の行なった手順は、以下の通り。全ての環境で上手く行くとは限らないため、実施されるときは自己責任にて。

[準備]
EthernetケーブルでMacと接続機器を接続する。

[接続機器側(TVまたはHDDレコーダー等)の設定]
(1)「初期設定」から『ネットワークの接続」を選ぶ。
(2)以下のように設定する。
IPアドレス:192.168.2.2
サブネットマスク:255.255.255.0
ゲートウェイ:192.168.0.1
(プライマリ)DNS:192.168.0.1

[Macの設定]
(1)「システム環境設定」から「ネットワーク」を開く。
(2)最上位にAirMacを持ってきて、次にEthernetを持ってくる。
歯車マークの「サービスの順序を設定」により順番を入れ替え。
(3)以下のようにEthernetを設定
IPv4の構成:手入力
IPアドレス:192.168.2.1
サブネットマスク:255.255.255.0
(4)つぎに、「システム環境」から「インターネット共有」を開く。
(5)以下のようにインターネット共有を設定
共有する接続経路:AirMac
相手のコンピュータが使用するポート:Ethernet
(6)サービスの「インターネット共有」にチェックを入れる。
接続機器の電源を入れ設定をしておかないと、この共有にチェックが入れられない。

 この方法で見事アクトビラにアクセス、見逃したドラマを購入して見ることができて、メデタシメデタシ。

 このような方法で接続できることに素朴に感動し、そういう手法を公開してくれた前記ブログの管理人殿にも感謝、である。

 余談になるが、当然動画配信なので、それなりの接続速度が必要である。実は、最初に繋いだ時は、動画がコマ落ちしたり、音声が途切れたりした。iMacごしだから仕方ないのかと思ったが、無線LANの接続帯を11gから11aに変えてみたら、効果てきめん、ストレスなく映像を見ることができるようになった。正直なところ、かなり驚いた。11gでも11aでも、基本的に通信速度に差はないはずなのだが、占有度というのか混雑度というのか、伝播距離の短い11aの方が、限られた空間の中では通信が安定している、ということだろう。

 無線ルーターを買う時に、11a付きにするかどうぁ迷った記憶もあるが、11a付きを買っておいて、あとiMacが11aを受信できて、良かった。そういえば、iPod touch(4G)は、11gしか受信できなかった。

posted by おだまさ at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月07日

秘密(池波正太郎)

 秘密を抱えた主人公。誰しも人には言えない秘密がある、その多重性がもちろん物語の主軸ではあるが、個人的には、それよりも一度江戸を離れた主人公が、三年ぶりに戻ってきて、数少ない自分の理解者、滑川勝庵により全く以前のままに保たれていた隠宅を見、そのことに感激する描写にこそ心を打たれる。それは、著者の心の告白なればこそだ。変わらないもの、変わらないこと、変わってはいけないもの。作者の晩年のエッセイを読めば共感できるであろうそのことが、本書の横糸を成している。
 昔のまま、まるでずっとそこで生活をしていたかのように変わらずある隠宅の様子を見た主人公は、逃げ隠れる人生をやめ、いっそ清々しく生きる決心をする。それはおそらく、無い物を無駄に求める人生ではなく、自分の中に在るものを大切にする生き方ではないだろうか。
 それはさておき、本書にとどまらず、作者の他の作品、エッセイを読むと、ひどく安心する、ほっとすることがある。人は誰も、白、黒で割り切れるものではない、ということに、である。作者の本の解説によく出てくるこの意味の言い回しは、四十の半ばを迎えた僕にとって、他人との関わり合いの中で、一つの真実として、存在している。
 それは、本書のテーマとしては、人は誰しも他人には知られない幾つもの面を持つ、ということでもあるが、人は誰しも理不尽な存在であり、善か悪か、正しいか間違っているかだけではない(それでいいのダ)、ということを僕に再確認させてくれるのである。そのことを伝えてくれる作者に、僕はひどく安心をしているのだ。
 ラストはある種、予定調和的に幕を閉じるが、それで良かったと思う。これからも幸せな人生を送るであろう二人の旅立ちは、しかし、爽やかに、という感じではなく、どこか寂し気なハッピーエンドに思えるのは気のせいだろうか。

posted by おだまさ at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする