2006年04月04日

スペシャル・フィナーレ〜ウルトラの未来へ〜

 前回までの「地上壊滅の序曲〜つかみとれ未来」で幕を閉じたウルトラマンマックスの物語。そしてシリーズとしての最終回「スペシャル・フィナーレ〜ウルトラの未来へ〜」はいわば総集編と言う位置づけ。それでも、2076年の未来の時空においてDASHのメンバーが物語を振り返るという回想録、という形で描かれる。

 画面には登場しないDASH隊員の一言二言が、シリーズを見てきたものにとっては懐かしいし、楽しい。ある意味、楽屋落ちな部分はあるけれど、コバとエリーの痴話喧嘩とか、コバの墜落確率とか・・・コバはイジラレキャラだったか。その前のミズキがマックスに助けられるシーン集大成もなかなか面白い。後は「隊長の一発!」かな。DASHのメンバーの仲の良さ(それは物語の中だけでなく、俳優さん同士の意味でも)が伝わってくる、ある種後日談的面白さ、だった。それだけ印象深いシーンがあったということで、やはり個人的に結構入れ込んでいたようだ。

 ラストのマックスからのメッセージ。これについては、何も言うまい。これを見て子供達が感じてくれれば、それでよいと思う。マックスがこういう真っ直ぐなメッセージを発信するシリーズであったことも、親としては嬉しい。

 総集編最後には、オープニングテーマにのせて、シリーズ最初から最後まで一気に駆け抜ける。その中でも、「つかみとれ未来」で半身にミズキを抱いてマックススパークをかざして変身するシーンがやはり気持ちよい。ツボにはまった、というやつかもしれない。

 シリーズの脚本を手がけ、この最終回の脚本も担当した小林雄次さんのブログ「星座泥棒」で、最終回の裏話とシリーズ打ち上げのエピソードが少し披露されている。

 これを読むと、製作スタッフがシリーズにかけた思いというか熱意が感じられるし、またスタッフのシリーズへの愛着も伝わってくる。そしてこれだけのシリーズに育て上げて満足感も。そういうところが逆に僕のような一視聴者にも嬉しい。製作スタッフの方々、キャストの方々、ご苦労様でした。特にDASHの若手メンバー、青山草太くん(カイト)、長谷部瞳さん(ミズキ)、小川信行さん(コバ)、ショーン・ニコルスさん(ショーン)、満島ひかりさん(エリー)には、今後の活躍を期待したい。

 それまでの平成ウルトラは知らないのだが、マックスは原点回帰、一話完結オムニバス、という枠をはめられたシリーズだった。でもそれが逆に多彩なストーリー展開、多彩な世界観を構築することができ、特に「恋するキングジョー」あたりから一層の盛り上がりを魅せたのだと思う。大きな物語の流れはなかったかもしれないが、ユニークな一話完結のエピソードの中に、伏線的にはカイトとミズキの関係とか、アンドロイド・エリーの覚醒とか、物語を紡ぐ縦糸があり、それが最終エピソードへ向けて収斂して、大団円の結末へ至ったと思う。次作のウルトラマンメビウスがどういうストーリー構成となるのか、マックスがマン・セブン時代への回帰(?)出会ったのに対し、たぶんメビウスはエース・タロウ時代へのそれとなるのだろう。どちらが良いなどは好みの問題だろうが、いずれにしてもチェックしてみようと思う。

 最後に、マックスの印象深い話を振り返っておく。といっても、このブログにアップしたのが、僕にとっての印象深かった話なわけで、その中で最終エピソードを除く一番は、

 奪われたマックススパーク

だろう。正当派ウルトラシリーズの物語として楽しめた。次点としては、

 狙われない街
 恋するキングジョー

「狙われない街」は「胡蝶の夢」とともに、久々に実相寺監督のウルトラが見られた事が何より嬉しかった。「恋するキングジョー」は昭和ウルトラの世界。

 例の、「第三番惑星の奇跡」がおそらく傑作の評価高い話であったろう。僕もそれを認めることにやぶさかではないが、まあ、へそ曲がりと言うことで・・・。
posted by おだまさ at 23:38| Comment(0) | TrackBack(1) | 気になるコト文系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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アンドロイドエリー??エリーの秘密??
Excerpt: 今回のヒロイン紹介は、UDF地球防衛連合、 対怪獣防衛チームDASHのエリー隊員
Weblog: ぐらんどばんのウルトラ愛
Tracked: 2006-06-02 10:36
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