2013年04月22日

宇宙戦艦ヤマト2199

 我が家では親子そろってみるアニメ番組が三つ。一つは宇宙兄弟。映画、コミックまではまった。二つ目が聖闘士星矢Ω(笑)。親がオリジナル星矢世代ということで、第一期はかなり盛り上がった。そして、三つ目がこの4月から始まった宇宙戦艦ヤマト2199。これは正確に言うと父親と子供そろって、だけど。

 僕は、シリーズのリアルタイムでいえば映画「さらヤマ」世代。劇場にも見に行ったし、サントラレコードを買って聴きまくった。オリジナルヤマトは再放送だが、小学生〜中学生当時か、アニメと言えば、まず宇宙戦艦ヤマト、その後継として富野ガンダムや押井うる星やつら、などがあったように覚えている。

 去年から、この2199が先行して劇場公開やブルーレイが販売されていたのは知っていた。webで予告動画を見て、結構燃えるモノを感じていて、ブルーレイを買うか、とも思っていたが、気がついたら、TV放送が始まった、というので、毎週ブルーレイに録画中。

 さて、先週が第二話「我が赴くは星の大海」だったわけで、第一話に続くハイクオリティな作画、ディティールアップな細部、旧作とほぼ同じ劇伴、と見所満載で楽しんでいる。特に、基本的にオリジナルにほぼ忠実なリメークというところや、企画スタッフが間違いなくオリジナルヤマトを愛して作っている、ということが感じられる点が嬉しい。

 キャスティングも違和感がなくて、オリジナルのイメージを良く残している。何より驚いたのが、千葉繁さんの佐渡先生。「え、永井一郎?」と一瞬思ってしまった。

 のだが・・・。やはり気になるところが。

 違和感の始まりは、第一話で古代守の「ゆきかぜ」が沖田の「きりしま」の撤退を援護するために反転して敵陣に向かっていく時に、乗組員が軍歌(?)らしき歌を歌っていくところ。その前の沖田との会話で、古代が沖田を護るために残った、というのはわかるのだが、何と言うか違和感。

 次いで、気になったのが、第二話で惑星間ミサイルを主砲で破壊したヤマトが爆煙から姿を現すシーン。オリジナルにあったタメの演出がない!。初めて敵の攻撃をかいくぐって復活したヤマトだというのに、あっけなく出てきてしまうので、敵の攻撃の凄さ、それをくぐり抜けたヤマトの重厚さ、そして何より、ヤマトに期待を託す人々の不安と喜びが見えてこない。

 そして、だ。前に戻るが、ヤマト乗組員の乗艦パレードがない。設定上そういう感じではないのかもしれないが、オリジナルはあのパレードシーンで、観衆が期待と応援の声を上げて見守る中、こういう台詞もあったはずだ。
 「お前らだけで、逃げるんじゃないだろうな!」
歓喜の中の絶望、期待の中の羨望。この、地球に残された人々のどうしようもない、切ない思いを、ぜひ、描いて欲しかった。そういう状況が見えてこそ、だいぶ先で相原が、ガミラスの策略で知ることになる、地球が絶望のただ中にいる、という状況もリアルに生きてくる(この話が2199で採用されているのかは知らないが・・)。今回もヤマト計画を知って暴動が起きた、というニュースを出していたが、それが意味するところが分かる人はオリジナルを見た人だけだ。

 しかも。パレードがなかったということは、ヤマトが大気圏を離脱して、赤茶けた地球を見送るときの、感傷的といえば感傷的なシーンでの、あの島と古代の台詞がないということか?。あぁ、残念・・・。

 ということで、メカや設定のSF的なディティールには凄く凝っているし、土方や山南を出してくるなどツボも得ているのだが、一番重要な「愛」(^_^;)・・・というか、人間の持つ希望、祈り、その反面の絶望、哀しみ、というところの人間ドラマの描き方が、足りないのではないかと、これが一番気になるところ。

 沖田や真田は結構いいのだが、熱血漢に見えない古代、妙に軽い島・・・この先、どうなっていくか。ぜひその心配を良い意味で裏切り、クオリティの高い作画で熱いドラマを見せて欲しい。

posted by おだまさ at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト文系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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