2013年05月04日

宇宙戦艦ヤマト2199 第3話&4話

 第3話「木星圏脱出」、第4話「氷原の墓標」を見る。

 うーん、これまでに感じていた不安はほぼ確信に変わった、と言って良い。

 第3話ではヤマトの見せ場、ワープと波動砲が登場。本シリーズでのこういうシーンの見せ方は、CGを使った効果と合わせて、本当に上手いと思う。ワープの前の加藤の読経はどうかと思うが、初ワープの前の緊迫感、予定通りに行かずに木星の重力圏にとらわれていく辺りなどは、結構臨場感があった。波動砲の試射シーケンスもオリジナルを踏襲しつつ、映像のクオリティが上がって、浮遊大陸の崩壊の描写は波動砲の威力の凄さを見せつけてくれた。その一方、オリジナルを思わせるちょっとしたシーン(森雪の例の描写(^^;)とか、浮遊大陸の最後の様子とか)もあったりするのも良し。

 第4話も、全体として上手くまとめていて、氷原に眠る「ゆきかぜ」を見た古代や真田、沖田艦長の思いは、(古代のはちょっと気弱すぎる気もしたが)、伝わってくる。メカのディティールも良し。

 ということで、確かにこのシリーズ楽しんでいるのは間違いないし、こういう形でリメイクされ、放映されていることをオリジナルのファンとして、素朴に喜んでいる。

 とはいえ、オリジナルと比べてどうの、ということがやはり言いたくなってしまうわけで・・・。前のエントリーで少し触れた地球を見送るシーン。これが2199の第3話では全くの不発。それどころか、「本当に救えるんだろうか」というような台詞はあったものの、古代にそれを言わせるか!と、やや怒りモード。古代のキャラクターがオリジナルとは違いすぎる、ということだ。情熱家で一本気の熱血漢、というキャラクターでは古い、ということなのか、どう見ても草食系。見たかったのはそういう気弱さではない。これから遠く16万8千光年彼方に向かう、生きて帰って来れるかもわからない、しかし、ヤマトが帰ってこられなければ人類は滅ぶ、そんな状況での恐怖、不安、緊張、決意・・そういうクルーの心理だ。あえて言えば、火星に眠るサーシャへ思いを馳せることとは、深み、重みが違う。

 オリジナルのこのシーン、記憶の中でしかないが、書いておこう。BGMは「悲しみのスカーフ」で。

・・・大気圏を離脱し、太陽系脱出の航路を取るヤマト。第一艦橋のモニターには、火星のように赤茶けた地球の姿が映っている。見慣れてはいるが、これで見納めになるかもしれない、そして救わなければならない、故郷の姿だ。
 「あれが、我々の地球か・・・」
徳川機関長がつぶやく。
 「痛ましくて、見ておれん。」
 モニターから目を離すことができないまま、操縦桿を握った島も、気弱そうにつぶやいた。
 「本当に救えるんだろうか、あの地球を。」
 古代は、そんな島を睨みつけるや、拳を握りしめて叫んだ。
 「当たり前だ、絶対に救うんだ!。パレードで見送ってくれた人の叫びを、お前は忘れたのかッ!」

・・・これなんだけどナ。

posted by おだまさ at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト文系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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