2013年05月18日

NASAの小惑星サンプルリターン計画が開発フェイズへ

 火星探査ローバーキュリオシティのエントリーを書こうと思って、NASAのwebサイトを見に行ったら、TOPニュースでこうあった。

 NASAの小惑星サンプルリターンミッションが開発へ移行

 サンプルリターンと言えば、2010年に悲願の地球帰還を果たした我らがMUSES-Cこと「はやぶさ」をまず真っ先に思う浮かべるが、NASAもアリゾナ大と検討をしていて、晴れて意思決定点(意訳。原文はKey Decision Point)−Cを通過したそうだ。これによりこのミッションは開発フェイズへ移行するのだという。

 上記リンクのページにある動画に、この探査機OSIRIS-RExがどのように小惑星のサンプルを回収するのかの紹介があるが、これが中々凝っている。周りに入れ物の付いた網のようなお椀を小惑星に押し付けて、その中に勢いよく窒素ガスを吹き込んで、外に漏れ出る時に舞い上がる砂や小石を入れ物で回収する、ということらしい。「はやぶさ」のタッチ・アンド・ゴーとはかなり違う。これにより、少なくとも60gの表面サンプルを採取する、という。

 このOSIRIS-RExの行き先は、地球近傍小惑星のBennu。炭素質の小惑星と見られていて、どのように惑星が形成され、生命が誕生したのかの研究のためにそのサンプルを活用するのだという。

 OSIRIS-RExのミッションは、
2016年 打上げ
2018年 小惑星Bennuに到着
2020年 サンプル回収
2023年 地球に帰還
という工程とのこと。

 ということで、これで気になるのが、我がJAXAの進める、同じくサンプルリターン計画「はやぶさ2」。同様に炭素系の小惑星である「1999 JU3」(名前がまだ無い)を目指し、
2014年 打上げ
2018年 小惑星「1999 JU3」に到着
2019年 サンプル回収
2020年 地球に帰還
という計画で、ガチンコ勝負の様相である。でも、はやぶさ2のサンプル回収は100mg以上、のようで、60gとだいぶ違う・・・。

 面白いのは打上げから小惑星到達までの期間の違い。OSIRISは往路と復路が同じ位のようだが、はやぶさ2は、往路は時間がかかるが復路は速い。これが、はやぶさの経験をふまえたタイムチャートなのだろうか?何となく、元気なうちに目的地に着いた方が良いのではないかな。

 とにかく、はやぶさ2プロジェクトが失敗せずに成功するよう祈る。

 しかし、オシリスとハヤブサって・・・・たまたま、なんだろうか?

posted by おだまさ at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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