しかし、ウチの家はテレビもHDDレコーダーもネットにつないでいないし、無線LAN環境なのだが、対応するアダプター無し。テレビのあるリビングまでルーターから直接イーサケーブルを這わせることもできない。
さて、どうするか。webで調べると、見つかるものである。リビングの置いているiMacを経由して、テレビやHDDレコーダーをインターネットに繋げる、という方法が。ありがたや。
「あらきんぐのiPhoneアプリ開発ブログ」というブログに載っていた方法だが、無線LANでネットに繋がっているiMacとイーサケーブルでテレビやHDDレコーダーを接続し、iMacのインターネット共有機能を使って、iMacごしにネットにアクセスする、というものだ。
僕の行なった手順は、以下の通り。全ての環境で上手く行くとは限らないため、実施されるときは自己責任にて。
[準備]
EthernetケーブルでMacと接続機器を接続する。
[接続機器側(TVまたはHDDレコーダー等)の設定]
(1)「初期設定」から『ネットワークの接続」を選ぶ。
(2)以下のように設定する。
IPアドレス:192.168.2.2
サブネットマスク:255.255.255.0
ゲートウェイ:192.168.0.1
(プライマリ)DNS:192.168.0.1
[Macの設定]
(1)「システム環境設定」から「ネットワーク」を開く。
(2)最上位にAirMacを持ってきて、次にEthernetを持ってくる。
歯車マークの「サービスの順序を設定」により順番を入れ替え。
(3)以下のようにEthernetを設定
IPv4の構成:手入力
IPアドレス:192.168.2.1
サブネットマスク:255.255.255.0
(4)つぎに、「システム環境」から「インターネット共有」を開く。
(5)以下のようにインターネット共有を設定
共有する接続経路:AirMac
相手のコンピュータが使用するポート:Ethernet
(6)サービスの「インターネット共有」にチェックを入れる。
接続機器の電源を入れ設定をしておかないと、この共有にチェックが入れられない。
この方法で見事アクトビラにアクセス、見逃したドラマを購入して見ることができて、メデタシメデタシ。
このような方法で接続できることに素朴に感動し、そういう手法を公開してくれた前記ブログの管理人殿にも感謝、である。
余談になるが、当然動画配信なので、それなりの接続速度が必要である。実は、最初に繋いだ時は、動画がコマ落ちしたり、音声が途切れたりした。iMacごしだから仕方ないのかと思ったが、無線LANの接続帯を11gから11aに変えてみたら、効果てきめん、ストレスなく映像を見ることができるようになった。正直なところ、かなり驚いた。11gでも11aでも、基本的に通信速度に差はないはずなのだが、占有度というのか混雑度というのか、伝播距離の短い11aの方が、限られた空間の中では通信が安定している、ということだろう。
無線ルーターを買う時に、11a付きにするかどうぁ迷った記憶もあるが、11a付きを買っておいて、あとiMacが11aを受信できて、良かった。そういえば、iPod touch(4G)は、11gしか受信できなかった。