何事もなく打ち上がったので、それほど大きな話題になっていないような・・・?。それはともかく、この間、そしてそれまでの関係者の努力を讃えたい。問題となった事象が解決されたのかどうか、それはよくわからないが、この安価とされる打ち上げシステムが、より一般的に活用されて行く事を願う。そして、打ち上げられた「ひさき」がもたらすであろう成果も。・・JAXAの紹介記事を読んでも、惑星が放射する波長が非常に短い極端紫外線を観測して、どういう事が明らかにされるのか、よくわからないのだが・・。太陽風と磁気圏の相互作用ということらしい。
宇宙の話題でもう一つ。NASAが1977年に打ち上げた探査機ボイジャー1号が、去年の8月頃に、太陽風の届く太陽圏を出て、その外側の星間空間に到達した、とのこと。
36年も動き続けているボイジャーが今いるのは、太陽から約190億kmも離れた場所。そこにいるボイジャーがデータを通信する出力はわずか23ワット(冷蔵庫の中のランプ程度、とNASAのwebサイトにある)。地球に届くときは10億分の一の10億分の一ワット。その信号を34mと70mのパラボラアンテナで受信。その信号が地球に届くのにかかる時間は17時間。
というように、数字を並べるだけでも途方もない感じがして、ボイジャー1号といえば、僕が子どもの時に木星探査で有名な探査機だったが、それとのデータ通信がまだ可能で、こんな成果が得られようとは・・・2020年頃までは内蔵の原子力電池で動作できるということで、さらに色々なデータが得られるかもしれない。感服。