2008年02月06日

新ルパン

 ケーブルテレビで新ルパン・・・赤ジャケットのルパン三世のTVシリーズの再放送をやっていたが、つい先日、終了した。

 その最終盤の傑作と言えば、「死の翼アルバトロス」と最終回「さらば愛しきルパンよ」。いずれも演出、絵コンテ、脚本は照樹務・・・旧ルパンを影で支えたあの宮崎駿氏である。

 当然ながらストーリーの完成度、演出の密度が桁違いに高い。それに応じるかのように背景も、丹内司作監率いる作画陣もハイレベル。いまから27年も前の作品というのが信じられない。完成度が群を抜いているといおうか、つぼにはまる気持ち良さ、吸い込まれるカット割、ちょっと照れくさくなるような人情味・・・中堅として活力ある宮崎氏の手腕が冴えている。

 作画もそれに見事応えて、とにかくルパンが動き回る。空飛ぶ乗り物を描かせたら右に出るモノなしという氏の演出を見事に支えているアルバトロスとレシプロ機の空中戦。かと思えばラムダの最新兵器らしからぬゆったりとした動き。東京のど真ん中で大砲をぶっ放す戦車群の緊迫感。最近のアニメ(といってももう10年くらい見ていないが)のメリハリと勢いだけの動かし方やCGでの奇妙な滑らかさとは全く違うアニメらしさがそこにある。そういえば、かつて安彦良和氏が「めぐりあい宇宙」の製作をしているときに、宇宙空間でガンキャノンがややロールしながらゆっくり迫ってくる作画こそ、劇場版での再作画の白眉の一つ・・・TVシリーズではそういうコマを喰う動かし方ができない・・・というようなことを語っていたという記憶がある。

 そういうことはさておき。久しぶりにじっくり見ることができたこの2作。とにかく面白いし気持ちよい。本放送当時は中学生くらいだったが、アニメックか何かで掲載していたこれらテレコム2作品の特集記事を何度も読んでいたっけか。結局、僕は昔のまま成長していないという・・・。
posted by おだまさ at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト文系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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