2013年09月15日

イプシロン打ち上げ成功、そして・・・

 発射直前の打ち上げ中止から2週間強。イプシロンロケット試験機が、無事、内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた。飛行も順調で、新たに「ひさき」と名付けられた惑星分光観測衛星SPRINT-Aも正常に動作しているとの事。

 何事もなく打ち上がったので、それほど大きな話題になっていないような・・・?。それはともかく、この間、そしてそれまでの関係者の努力を讃えたい。問題となった事象が解決されたのかどうか、それはよくわからないが、この安価とされる打ち上げシステムが、より一般的に活用されて行く事を願う。そして、打ち上げられた「ひさき」がもたらすであろう成果も。・・JAXAの紹介記事を読んでも、惑星が放射する波長が非常に短い極端紫外線を観測して、どういう事が明らかにされるのか、よくわからないのだが・・。太陽風と磁気圏の相互作用ということらしい。

 宇宙の話題でもう一つ。NASAが1977年に打ち上げた探査機ボイジャー1号が、去年の8月頃に、太陽風の届く太陽圏を出て、その外側の星間空間に到達した、とのこと。

 36年も動き続けているボイジャーが今いるのは、太陽から約190億kmも離れた場所。そこにいるボイジャーがデータを通信する出力はわずか23ワット(冷蔵庫の中のランプ程度、とNASAのwebサイトにある)。地球に届くときは10億分の一の10億分の一ワット。その信号を34mと70mのパラボラアンテナで受信。その信号が地球に届くのにかかる時間は17時間。

 というように、数字を並べるだけでも途方もない感じがして、ボイジャー1号といえば、僕が子どもの時に木星探査で有名な探査機だったが、それとのデータ通信がまだ可能で、こんな成果が得られようとは・・・2020年頃までは内蔵の原子力電池で動作できるということで、さらに色々なデータが得られるかもしれない。感服。



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2013年09月09日

「こうのとり」4号機ミッション完了とイプシロンのこと

 H-IIB4号機で打ち上げられ、ISSに接続していた「こうのとり」4号機が、9/5にISSから分離、放出され、大気圏に再突入、燃えつきてミッション完了したそうだ。大気圏再突入時のデータを測定するための「i-Ball」も南太平洋で回収され、記録データの分析をしているらしい。JAXAのニュースリリースでは欠測があったようだが、それでも貴重な再突入のデータがまた得られたのだろう。

 JAXAのwebサイトのフォトライブラリに、宇宙空間の「こうのとり」の写真が何枚かある。これが中々素晴らしい。

 8月9日の、それと分からない程度の弧を描いている輪郭の青い地球をバックにISSロボットアームに保持されている「こうのとり」の写真など、鳥肌モノだ。9月5日の、ロボットアームから放出さた「こうのとり」の写真も、眼下に映る地球の雲の姿とのコントラストがすばらしい。単純に目を奪われてしまう。

 さて、HTV4のミッションは成功したが、先月末のイプシロンロケット試験機の打ち上げ延期の件。なんだか、H-IIBの打ち上げ成功のときよりもメディアでの取り上げが顕著だったような気がする。失敗ではなく、問題検知での延期なのだが、色々な取り上げ方をされているようだ。関係者の胃の痛みたるや気の毒な程だろう。再設定の打ち上げ時には無事成功して欲しい。

 しかしながら、打ち上げ中止の原因が気になるといえば気になる。ロケットと地上の監視システムの時計ズレのようなものが原因らしいが、それが発生したことよりも、そういうことを考慮していなかったシステム設計が怖い。同時に電源ONしても部品ごとの起動時間のズレでまともに動かないことは起こりえる。そんな単純なことではないだろうが、そういう問題が起きない事をいかに検証するか、打ち上げ日までにデバッグを完遂して、今度こそ打ち上げに成功していただきたい。
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2013年08月17日

H-IIBロケット4号機打上成功!

 少し前の話題になるが、日本の主力ロケットH-IIBの4号機が、ISSへの補給機「こうのとり」4号機を搭載して、8月4日種子島宇宙センターからの打ち上げに成功した。

 打上後のミッションも順調で、こうのとりは無事ISSとドッキング、物資搬出/搬入を経て、9月5日にISSから分離、大気圏に再突入し、燃えつきる予定となるそうだ。

 H-IIBは4回連続打ち上げ成功、H-IIAも含めると20回連続成功となるようだ。関係者のご尽力を讃えたい。

 打ち上げの瞬間この目で一度は見てみたいと思いつつ、打ち上げ場所や時刻の不確定さからすれば、それはかなわぬ夢かな。ということで、webで公開されている動画を見るだけなのだが、やはり感動してしまう。この、高度な技術の結晶でありながら、荒々しい暴力的な姿を見せるところが、心の何かを揺さぶるのだろう。

 ということで、JAXAが公開している打ち上げの写真なども転載したいのだが、NASAのwebサイトと違って、JAXAのサイトで公開されているデータ類を転載するには、事前許諾が必要らしい。(MobileHackerz再起動日記2010/6/18エントリー参照)。

 個人ブログの記事程度でJAXAあるいは日本宇宙フォーラム担当者の手をわずらわせることもあるまい、と転載は断念。そのかわり、打ち上げダイジェスト動画のあるページ(「こうのとり」4号機(HTV4)特設サイト)リンクを貼っておく。

 同特設サイトにある「こうのとり」4号機プロモーションムービーも、BGMにナレーション付きで、中々良い感じ。


posted by おだまさ at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月11日

iMacで中継して宅内LAN接続

 最近はそれなりにテレビで連続ドラマなど見たくなり、HDDレコーダーで毎週録画しているのだが、この間停電になったせいか予約が正常になされてないことがあった。で、家族に文句を言われて、オンデマンドで見逃した回を観よう、ということになった。

 しかし、ウチの家はテレビもHDDレコーダーもネットにつないでいないし、無線LAN環境なのだが、対応するアダプター無し。テレビのあるリビングまでルーターから直接イーサケーブルを這わせることもできない。

 さて、どうするか。webで調べると、見つかるものである。リビングの置いているiMacを経由して、テレビやHDDレコーダーをインターネットに繋げる、という方法が。ありがたや。

 「あらきんぐのiPhoneアプリ開発ブログ」というブログに載っていた方法だが、無線LANでネットに繋がっているiMacとイーサケーブルでテレビやHDDレコーダーを接続し、iMacのインターネット共有機能を使って、iMacごしにネットにアクセスする、というものだ。

 僕の行なった手順は、以下の通り。全ての環境で上手く行くとは限らないため、実施されるときは自己責任にて。

[準備]
EthernetケーブルでMacと接続機器を接続する。

[接続機器側(TVまたはHDDレコーダー等)の設定]
(1)「初期設定」から『ネットワークの接続」を選ぶ。
(2)以下のように設定する。
IPアドレス:192.168.2.2
サブネットマスク:255.255.255.0
ゲートウェイ:192.168.0.1
(プライマリ)DNS:192.168.0.1

[Macの設定]
(1)「システム環境設定」から「ネットワーク」を開く。
(2)最上位にAirMacを持ってきて、次にEthernetを持ってくる。
歯車マークの「サービスの順序を設定」により順番を入れ替え。
(3)以下のようにEthernetを設定
IPv4の構成:手入力
IPアドレス:192.168.2.1
サブネットマスク:255.255.255.0
(4)つぎに、「システム環境」から「インターネット共有」を開く。
(5)以下のようにインターネット共有を設定
共有する接続経路:AirMac
相手のコンピュータが使用するポート:Ethernet
(6)サービスの「インターネット共有」にチェックを入れる。
接続機器の電源を入れ設定をしておかないと、この共有にチェックが入れられない。

 この方法で見事アクトビラにアクセス、見逃したドラマを購入して見ることができて、メデタシメデタシ。

 このような方法で接続できることに素朴に感動し、そういう手法を公開してくれた前記ブログの管理人殿にも感謝、である。

 余談になるが、当然動画配信なので、それなりの接続速度が必要である。実は、最初に繋いだ時は、動画がコマ落ちしたり、音声が途切れたりした。iMacごしだから仕方ないのかと思ったが、無線LANの接続帯を11gから11aに変えてみたら、効果てきめん、ストレスなく映像を見ることができるようになった。正直なところ、かなり驚いた。11gでも11aでも、基本的に通信速度に差はないはずなのだが、占有度というのか混雑度というのか、伝播距離の短い11aの方が、限られた空間の中では通信が安定している、ということだろう。

 無線ルーターを買う時に、11a付きにするかどうぁ迷った記憶もあるが、11a付きを買っておいて、あとiMacが11aを受信できて、良かった。そういえば、iPod touch(4G)は、11gしか受信できなかった。

posted by おだまさ at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月26日

火星の景色

 前のエントリーで少し触れた、NASAの火星探査ローバー・キュリオシティのこと。

 とあるブログで、NASAが火星に探査機を送り、それが色々な高解像度の写真を撮影し、地球に伝送していることを知った。それまでの僕の火星探査の知識たるや、バイキング、だけで、2000年以降も複数の探査機が送られていて、今も遂行中のミッションがあるとは全く知らなかった。それで、興味を持って色々な写真を眺めてみた。

 特に、火星の色、というのは、その昔(1978年)「第三の選択」というドキュメンタリー?があって、人類火星移住計画だとか、火星の空の色は実は青い、とか・・・そういうことをやっていて、当時大いに興奮したというか、本当はそうだったのか、などと子供心に思ったものだ。このエントリーを書くために、googleで検索してみたら、今でも結構ヒットするので驚いた。

 その内容はともかく、キュリオシティにつながるのは、火星の色の話。バイキングが公式に報じた火星の色は、赤茶けた大地に薄茶の空・・・と思うが、先のブログの記事によれば、写真内の探査機ローバーの色がおかしくなっていて、それを本来の色に修正すると、火星の空の色も青くなった、(だからNASAは画像処理をしている)とか。

 それで、NASAのwebサイトで公開されているキュリオシティからの画像だ。実は結構、火星の空が青かったり、大地が赤茶一色ではなく、青っぽい色が多いものがある。下の写真は、公開されている"火星大地のパノラマ写真(Rocknest"という場所)(ブログに載せるために少し縮小しているが、NASAのサイトではもっと大きなサイズの画像がある)。

キュリオシティによる火星大地

 ぱっと見ると、地球の砂漠地帯のような印象。これが本当に火星?ということで、その高解像度な画像に目を奪われた。しかも、色が昔のイメージと違う。
 「これが本当の色なのか・・・、第三の選択の指摘もあながち間違ってなかったのか」
とさえ、思ってしまう。

 でも、この色使いの事情は、この写真を公開しているページにも説明がなされている。もっと丁寧に書いているのが、NASAジェット推進研究所のキュリオシティのサイト

 2013年3月18日付けで「火星の大地の"生画像"、"自然画像"、"ホワイトバランス画像"」という記事がある。同じ景色だが色調の異なる3枚の写真が掲載されていて、その説明がある。

 訳をまとめてみると、
キュリオシティのマストカメラ(Mastcam)で撮影された同じ画像の三つの版は、カメラで記録した色合いをを示す上で科学者が取りうる三つの方法を示している。左が生で、未処理の色合いであり、火星から直接受信したものである。中央は「自然」の色合いに校正したもので、我々自身が火星にいたらそのように見えるだろう。右側はいわゆるホワイトバランスを行ったもので、火星での光ではなく、地球でのような光に照らされたらそのように見えるだという推定となる。

 火星の光、というのは、火星の大気は非常に希薄ながら微細な粒子が高濃度で浮遊しているようで、それにより光が散乱され、地球でいう夕焼けのような状態となり、赤色系が主の光にシフトしているので、それで照らされたものも赤っぽく見えるということである。そして、ローバーの色がおかしい、ということも、照明が赤っぽい色なのだから、ということになる。

 ということで、上に貼付けた火星のパノラマ画像も、ホワイトバランスされたものである。結局、色というのは、場の光に左右される訳で、何が本当の色か、ということは難しい。

 長々と書いた色の話は、しかしこのエントリーでは前振りで、本当に書きたかったのはそれではない。

 この火星の景色が、ホワイトバランスされた写真では余計に、身近な風景としか感じられない、のである。地球から遥か離れた別の惑星の風景の写真が、だ。この奇妙な違和感が火星探査の写真に魅せられたゆえん。他に、ローバーの影が地面に落ちているような写真があるが、これもまた、ひどく身近な様子で、火星世界をとても親近感を持って感じてしまう。そういう意味で、何度見ても不思議な写真と思うのである。

 というところで、後、余談なのだが、上でNASAのサイトにある写真を転載しているが、NASAの「webサイト画像使用のガイドライン」が、実は素晴らしいのである(ページの場所は分かりにくいが)。この「NASA画像の使用とNASAwebサイトへのリンク」によると、

 NASAの静止画、音声記録、動画、あらゆる様式のテクスチャーマップやポリゴンデータといった3次元モデルの描画に使われるコンピュータファイルは、一般には著作権を主張しない。画像収集、教科書、公共への公開、コンピューター画像シミュレーション、インターネットのwebページなどの教育上あるいは情報上の用途に、NASA画像、動画、音声、3次元モデルの描画に使うデータファイルを使うことができる。この一般的許諾は個人のwebサイトにも適用される。

 この一般的許諾は、NASAバッジロゴ(青い「ミートボール」章)、旧NASAロゴ(赤い「虫」ロゴ)、NASA紋章の使用には適用されない。これらの画像は、NASA職員以外は使用できない、また、NASAが支援していない製品(webページを含む)に使用することもできない。

 広告の場合を除き、素材の出典がNASAであると知らしめなければならない。NASA広告ガイドラインを参照。

 NASAの素材を、特に広告のような商業目的で使用するには、明示的にも暗示的にも、商業製品やサービスへNASAが支持していると伝えてはならない。NASAの画像が識別できる個人を含む場合、商業目的でその画像を使用することは、プライバシーやパブリシティーを侵害する恐れがあり、その個人からの許諾を得るべきである。NASAの画像やエンブレムの利用に関する問い合わせは、NASA本部写真事業部まで連絡されたい。


 ということで、画像の非商用利用については、著作権を主張しない(出典明示のみ)である。その心意気が嬉しい。

 同じページの和訳が、実はJAXAのwebサイト内にもある。

posted by おだまさ at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月18日

NASAの小惑星サンプルリターン計画が開発フェイズへ

 火星探査ローバーキュリオシティのエントリーを書こうと思って、NASAのwebサイトを見に行ったら、TOPニュースでこうあった。

 NASAの小惑星サンプルリターンミッションが開発へ移行

 サンプルリターンと言えば、2010年に悲願の地球帰還を果たした我らがMUSES-Cこと「はやぶさ」をまず真っ先に思う浮かべるが、NASAもアリゾナ大と検討をしていて、晴れて意思決定点(意訳。原文はKey Decision Point)−Cを通過したそうだ。これによりこのミッションは開発フェイズへ移行するのだという。

 上記リンクのページにある動画に、この探査機OSIRIS-RExがどのように小惑星のサンプルを回収するのかの紹介があるが、これが中々凝っている。周りに入れ物の付いた網のようなお椀を小惑星に押し付けて、その中に勢いよく窒素ガスを吹き込んで、外に漏れ出る時に舞い上がる砂や小石を入れ物で回収する、ということらしい。「はやぶさ」のタッチ・アンド・ゴーとはかなり違う。これにより、少なくとも60gの表面サンプルを採取する、という。

 このOSIRIS-RExの行き先は、地球近傍小惑星のBennu。炭素質の小惑星と見られていて、どのように惑星が形成され、生命が誕生したのかの研究のためにそのサンプルを活用するのだという。

 OSIRIS-RExのミッションは、
2016年 打上げ
2018年 小惑星Bennuに到着
2020年 サンプル回収
2023年 地球に帰還
という工程とのこと。

 ということで、これで気になるのが、我がJAXAの進める、同じくサンプルリターン計画「はやぶさ2」。同様に炭素系の小惑星である「1999 JU3」(名前がまだ無い)を目指し、
2014年 打上げ
2018年 小惑星「1999 JU3」に到着
2019年 サンプル回収
2020年 地球に帰還
という計画で、ガチンコ勝負の様相である。でも、はやぶさ2のサンプル回収は100mg以上、のようで、60gとだいぶ違う・・・。

 面白いのは打上げから小惑星到達までの期間の違い。OSIRISは往路と復路が同じ位のようだが、はやぶさ2は、往路は時間がかかるが復路は速い。これが、はやぶさの経験をふまえたタイムチャートなのだろうか?何となく、元気なうちに目的地に着いた方が良いのではないかな。

 とにかく、はやぶさ2プロジェクトが失敗せずに成功するよう祈る。

 しかし、オシリスとハヤブサって・・・・たまたま、なんだろうか?

posted by おだまさ at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月08日

アクセス解析

 webでは既に色々言われているが・・・seesaaのアクセス解析機能でのアクセス件数のこと。

 このブログを書くのに利用しているseesaaには、独自のアクセス解析機能がある。簡易的なものなので、アクセスの詳細までは見て取れないが、ページごとのアクセス件数、検索エンジン、検索語、アクセスの時間帯別分布などがブログオーナーに分かるようになっている。

 しかし・・・このアクセス解析、RSSフィードのクローラー、検索エンジンの巡回ロボットのアクセスもカウントしているようである。なので、アクセス数が自分が思う以上に多くなって、オーナーを喜ばせている(かもしれない)。

 実はこのブログ、昔から別のアクセス解析ツールを仕込んでいる。Access Analyzerがそれ。なぜか貼付けられているはずのバナーが表示されていないのだが、ブラウザのページ情報を見てもらえれば、ACCESSANALYZERというgifデータがあるのが分かるはず。

 これはアクセス解析していることを隠しているのでは決してなくて、2004年頃にブログを始めたころに、htmlに仕込んで以来、放っておいたら、今のseesaaのhtml編集ツールでは編集できなくなって(やり方がわからないだけかも)、どうしようもないのだが、何故表示されないのかよくわからない、ということなのである。

 それで、このAccess Analyzerとseesaaのアクセス解析を比べれば、それはもう大きな違いあり。というか、Access Analyzerの数値が低すぎて、涙も涸れる有様。本当にちゃんとカウントしているのかヨAccess Analyzer・・、と思いたくもなるが、seesaaの訪問者数(ユニークアクセス)の1/6くらいである。まあ、これが真実なのだろう。

 しかも、その大部分が自分だったりすると・・・。

 でもま、自分のために書いている、というのが実際のところなので、気にせず、やっていこう。

posted by おだまさ at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

WaMComのSSL通信問題

 前のエントリで書いたように、ISPを変えて、長年愛用してきたADSLからFTTH(とはもう言わない?)になった我が家であるが、Macだけ古いままということで、問題がないわけでもない。

 言うまでもなく、通信速度が上がらない。せっかく100Mbps程度の下り通信速度スペックがあるのに、Mac側でそこまでの速度に対応できず、5Mbps程度。残念と言えば残念だが、マシンスペック的にも動画を見ることなどできないということもあり、この点については、それほど問題ではない。

 しかし、もう一つの問題は少し悩ましい。それはOS8.6で動くブラウザ・・・WaMComやiCab3.0.5でも、ISPのポータルサイトにログインできない、ということ。このサイトで、メールアドレスの変更とか、オプションサービスの設定などをするわけだが、そこに入られないから、設定変更などできず、デフォルトのまま。

 これは、サイト側から要求してくるSSL通信にブラウザが対応していないかららしい。WaMComでログインページを表示させ、右下の鍵マークをクリックして、表示される証明書を見る限りでは、WaMComでも対応できそうな鍵に思えるのだが、何度試しても正常にログインしてポータルサイトに入ることができず、サポートセンターに電話して確かめた結論が、このSSL通信未対応。

 WaMComが総てのhttpsページに対応できていない訳ではなく、トラブルがあるのは少数派だと思うが、これまでも幾つかのログインページで上手くログインできなかったり、ページそのものが正しく表示されないことがあった。それにしても、そのページがIPSのポータルサイトとは・・・ちょっと泣けてくる。

 調べてみると、そのサイトの「利用上の注意」の類のページでは、OSは8.6以降と明記されているが、ブラウザがなぜかSafari 1.2以上、firefox1.5以降となっており、OS8.6上で動くブラウザがない。サイトの表示はブラウザで決まるのだから、OSの推奨環境など意味が無いように思うが・・・コチラも確認ミスと言えば確認ミスだ。

 ということで、OS8.6を使用している方は、このISP・・・eo光(ケイ・オプティコム)に乗り換える場合は、ポータルサイトが利用できないという不便が生じると思われますので、ご注意下さい。
posted by おだまさ at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月26日

冥王星に2つの新衛星を確認

 忘れた頃にふとアップする天文ネタ。

 ハッブル宇宙望遠鏡を使った観測で、冥王星に新たに衛星が二つ確認された。米ジョンズホプキンズ大応用物理研究所などのチームが23日付の科学誌Natureに発表した。これで確認されている冥王星の衛星は1978年に発見されたカロンと合わせ3個になる。カロンの直径が約1,200kmとされるのに対し、今回確認された衛星は大きい方で60〜165km、小さい方で48〜132kmとかなり小さい。(Yahoo! JAPAN NEWSより)。

 ハッブルサイトの記事に拠れば、衛星の軌道はカロンの軌道と同じ面内にあり、これらの衛星が冥王星に捕獲されたのではなくカロンと同様に40億年以上前に冥王星級の二つの物体が衝突した結果として生まれたという説を裏付けるものであるとされる。従って、これらの衛星は冥王星から5〜6万km程度離れているが、他にも同程度の衛星がある可能性があるらしい。

 ハッブルサイトで公開されている写真を見ると、冥王星が煌々と輝きその脇にカロンがあって、さらにその横の方に点のような二つの衛星が映っている。約50億kmの彼方にあって、直径約2,400kmの冥王星すら観察は難しいと思うだが、わずか直径100km程度の物体まで確認できてしまうというのは・・・。単純に凄いことだと思う。現代科学の粋、かもしれないが、実は地道なマンパワーの集大成、という気もする。
posted by おだまさ at 00:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月10日

Firefox 1.5用の新テーマ

テーマのダイアログ "Windows XPのデスクトップをMac化"というエントリに書いたように、会社ではデルのミニタワーのマシンでWindows XPを使っている。社内的な公式ブラウザはIE6なのだが、こっそり(?)Firefoxを使っている。このFirefox、少し前からは1.5にバージョンアップしているので、僕もアップデートしたのだが、それまでのバージョンで使っていたAqua風のテーマ(Pinstripe Modern)が使えなくなっていた。そこで新しくテーマを探してきてアップデートしたFirefox 1.5Jにインストールしてみた。

 選んだテーマはAquaFox 1.1.01(Firefox1.5以上でアクセスのこと)。
 インストールは簡単。"Install now"をクリックするとインストールのダイアログが開くので、OKを押すとテーマのパネル(右図)が開いてインストールされる。インストールが完了したら、Aquafoxを選択して、ブラウザを再起動すると、以下のような外観になっている。

デスクトップ・サムネイル
(クリックすれば拡大画像を表示)。

 前のPinstripeとはまた違った感じで、Aquaっぽさがより良く出ていると思う。
posted by おだまさ at 23:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月11日

iCab 3.0beta280

6月初旬から、非登録ユーザもiCab3.0ベータを公式サイトからダウンロードして使用することができる。2.9.8まではCSSの解釈がでたらめで、昨今のwebデザインに全く対応できていなかったiCabだが、その点が3.0で改善されているということで、ダウンロードしてみた。

僕の本家サイト「アバルト自動車館」でも一応CSSでデザインしているので、これがちゃんと見ることができるかどうかが試金石の一つになっていたわけだが、今回のiCab3.0ベータ280は、この点は合格。細かい点は僕自身がCSSの詳細を理解していないのでわからないが、おおむね意図したとおり、あるいはWaMComなどと同じように、表示されているようで。

よーし、これでOS8.6上で動く最新軽量ブラウザが手に入ったぞ・・・と喜んだのだが、ちょっと使ってみて、気になる点が色々あって、実は、現在もデフォルトブラウザはWaMComのまま。iCab3.0beta280の良い点、気になる点をまとめてみると、
  1. 良い点
    • CSS2にちゃんと対応している。
    • 起動が速い。
    • seesaaのファイルマネージャのページが問題なく表示される。

  2. 気になる点
    • メモリが前ver.より多く必要。貧相なウチのMacではメモリフルというメッセージが出る
    • 動作が遅い気がする。
    • 異常終了が多い。
    • JavaScriptを正しく認識しない。

というところだろうか。

何となく重い、すぐに止まる、という印象が強くて、実はあまり使っていないので、上の印象ももしかしたら間違っているところがあるかもしれない。この点は抽象的印象だし、マシンスペックが影響していると思うので、もう少し新しいマシンなら、動作性は気にならないかもしれない。ただしJavaScriptの問題はどうしようもないだろう。

それでも、seesaaのファイルマネージャがちゃんと表示されるのは、僕が使えるブラウザでは、このiCab3.0だけ(WaMComでは異常終了、iCab2.9.8ではファイルアップロード後の表示が変)なので、その時だけiCab3.0を使っている。それでも、アップしたファイルのURLを表示するJavaScriptが動かないので、ファイルをアップした後にiCab2.9.8でURLを取得して、本文はWaMComでアップするという、複雑怪奇なコトをしている(^^;)。

ということで、もう少しの改良を待ちたいiCab3.0なのだが、readmeを読むと気になるコトが幾つか書いてある。この版から日本語バージョンでも日本語のreadmeが付いてこなくなったのだが、このベータ版の英文readmeから要点をかいつまんでみると以下のようになる。
  • Mac OS8.5以降、又はMac OS X10.1以降。OS9以降推奨。
  • 速度が最適化されていない。
  • ビルドインの印刷プレビューは使えない。プリンタ・ドライバのプレビューは利用可能。
  • Classic OS用Quicktime6のバグのため、OS 8/9でアップルUnicodeエンジン(ATUSI)を使ったUnicodeテキストの印刷は正常に成されない。これを避けるのはQuicktime5以前を使うことだけ。OS Xでは生じない。問題解決法を検討中。
  • アップルUnicodeエンジン(ATUSI)はMac OS8.5/8.6と9の初期では幾つかのバグがありので、レイアウトに問題が生じるかもしれない。OS9以降を使うことを推奨。OS Xが最も良い。
  • アップルUnicodeエンジン(ATUSI)はMac OS8.5以降でしか利用できないので、iCab3.0は68KのMacには非対応。
  • iCabは"view"メニューで選択される3つの日本語テキストのエンコードを自動的に検出する。

こうしてみると、OS8.6では使うべきではない、ような感じである。webのレンダリングに対応するには、OSの新機能を使う必要がある、ということかもしれない。その意味で、Classic OS最後のブラウザは、やはりWaMCom1.3.1なのだろうか。

それ以外にも、これまでiCabの日本語版お助けサイトだった「iCabを極める」や、日本語版開発のサイト「iCab日本語版」の更新がすっかり止まってしまったことは残念である。かろうじて「iCabを極める」の掲示板はスパム書き込みに紛れて幾つかの質疑がなされているが・・・という辺りが、iCabの今を写しているような気がする。

それでも起動の速さはiCabがダントツだし、動作速度も最適化されれば改善されるかも・・・ということで、登録していないユーザが言う台詞ではないかもしれないが、iCab3.0の正式版を待ちたいと思う。

追記(2005年8月15日)

TBいただいているブログtagebuch-zweitさんのところにもiCab3.0betaのもう少し詳しい使用感がアップされているので、ご参考に。CSS2.0対応にも少し問題あるのだとか。ちなみにハングするページも、メモリ割当量をかなり多めにすると上手く表示してくれることもありますよ、とココに書いてみる(^-^;)。
posted by おだまさ at 00:22| Comment(2) | TrackBack(1) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月07日

Macintoshが2006年よりインテル製プロセッサを搭載

アップル・コンピュータのニュース・リリースより。

2006年6月までにインテル製マイクロプロセッサを搭載したMacintoshを発売し、2007年末までに、現行のPowerPCからインテル製完全移行するのだという。

青天の霹靂。というか、いつかはそうなるかも、と思っていたのが現実になったと言おうか。この発表を受けて、インテル製チップ搭載Macに入れ替わるまで買い控えが起きるかも、という推測をする人もいたが、逆に最後のPowerPCマックを買おうという輩もいるかも。

それにしても、Macも「インテル入ってる」か・・・。なんというか、ウインテル連合の真反対にいたと思っていたMacが、肩を並べて歩くように様変わりする、というのが、実感として湧いてこない。やはりMacにもIntel insideのステッカーが着くのだろうか?(イヤだ・・・)。

さて、そろそろMac買い換えかと思っていた僕だが、どうしたものやら・・・。仮にインテル製チップ搭載Macを買ったとしても、即行でインテルのステッカー(があれば)を剥がすのは間違いない。

・・・とぐちぐち考えた後で、Macintosh Gardenの7, June, 2005を読んでみる。うーーん、なるほど。うなることしきり(この愛ある文章は必読)。

OS Xが生まれたときに、この日が来ることは予測できていたことだったようだ。というよりも、PowerPCという一つのチップに縛られないMacintoshが生まれる(いや、既に生まれていた)と理解するのが良いようだ。

PoerPCであれインテルチップであれ、我々が出会うのはマン・マシン・インターフェイス部分。であればこそ、Welcome to Macintoshは今も色あせないし、これからもそうであるだろう、Macらしさを持ち続ける限り。(OS Xではこの起動メッセージはないのだっけ・・・>OS8.6使いなのでT_T)。
posted by おだまさ at 23:30| Comment(4) | TrackBack(4) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月03日

Windows XPのデスクトップをMac化

会社のPCがリプレースされ、ようやくWindows98SEからWindows XP SP1の載るマシンになった(デルの小型筐体だが、今時FDDとCDのみという恐ろしく廉価版のマシン)。

ということで、以前「Windows XPをMacOS Xにする方法」というエントリで触れたようにWindows XPの見た目をMac OS X風カスタマイズすることができるようなので、早速変更してみた。

参考にさせていただいたのが、「MS-IME&ことえり補強計画」というサイトの中の"WIndowsMac化計画"というページ。

この中ではフリーのツールの他にシェアウェアを使ってほぼ完全に見た目をOS Xにする手順が紹介されているが、僕はフリーのツールでできるところまでをやってみたので手順を書いてみる。以下の点、僕の環境では問題は発生していないが、個々のPCにおいて全て適用可能かどうかはわかりかねるので、適用にはご注意を。
  1. タスクバーを上に持っていく。
  2. アイコンをOS X風にする。
    1. THE IMAGE HOUSEというサイトからMax OS X (Tiger)のテーマをダウンロード。
    2. zipで圧縮されているので解凍して、システムが入っているドライブのWINDOWS>Resouces>Themesに展開したフォルダを入れる。
    3. デスクトップ上で右クリックしてコンテクストメニューを出し、プロパティを選択。
    4. テーマの選択から、展開したOS X風テーマ(Tigerの場合はMimic II Tiger)を選択。
  3. Dockを追加。
    Stardockが出しているObjectDockというフリーソフトを利用。ObjectDockについては、「Windowx Matrix」というサイトに詳しい説明と日本語化の方法が紹介されているので、そちらを参考に。なお、日本語化しなくても、デフォルト設定なら特に弊害は無い様子(文字化けも見られなかったので・・・)。
  4. FirefoxのテーマをPinstrip Modern1.1に変更。
    1. deviantART:Pikachu9000」というサイトからPinstripe Modern 1.1をダウンロード(リンク先のページの中程の下向き矢印からダウンロードできる)
    2. Firefoxを起動し、"テーマ"メニューを選んで、開いた"テーマ"のウインドウにダウンロードされた"jar"という拡張子のファイルをドラッグ&ドロップ(説明図へのリンク)。
  5. ウインドウに影を付ける。
    Y'z Shadow1.9を利用。制作者のサイトはもう無いようなので、SOFTPEDIAからダウンロード。解凍してできたフォルダに丁寧なreadmeがあるので、それに従ってインストール。


ということで、できあがったデスクトップが下図。
desktop050302mini.jpg
思った以上に良い感じ。特にObjectDockは秀逸で、タスクバーなんかよりもグラフィカルで動きも楽しい。FirefoxのPinstripeも優れモノ。スクロールバーもAqua風になるので、かなり気持ちいい。

といことで、かなり満足のいく出来映え、なのだが・・・やはり表示はPDFじゃないし、変なアイコン(Internet Explorerのコト)はあるし、で、オリジナルのMacが欲しいなあという気持ちはかえって盛り上がってきた次第。

(追記:2006年1月31日)
追記時点でのfirefoxの最新版は1.5で、これにPinstrip Modern1.1は対応していないようだ。かわりというか、僕が今使っているテーマはAquaFox1.1。これについては「Firefox1.5用のテーマ」というエントリで紹介している。
posted by おだまさ at 00:44| Comment(4) | TrackBack(2) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月22日

WaMComの動作不良

このブログでは、最近Mac OS Classicのブラウザ関連の記事、つまりWaMComの記事検索でヒットすることが多いようだ。ということで、久々にWaMComに関するエントリをアップ。

と言っても、良い記事ではなく動作不良の記事。このブログのサービス元であるSeesaaで画像等のファイルをアップロードする"ファイルマネージャ"というページがあるのだが、それにアクセスしようとすると必ずブラウザがクラッシュする。おまけにOSも巻き込んでしまうので、強制再起動するしか手がなくなってしまう。

iCabで当のページにアクセスすると、表示は崩れているもののちゃんとアクセスできるので、ソースを調べてみた。どうやら、tableで書いている登録画像のリストが1ページ当たり20個以上になると確実にクラッシュする、ようだ。

ブラウザの割り当てメモリを64MBまで(ウチのMacは96MB搭載なので・・・)増やしてみても状況に変化なし。根本的な問題であるようだ。

このことをSeesaaに連絡して、ページ当たりの画像数を減らして下さい、とお願いしたところ、以下のような返事。
PC環境から推定させて頂くに、PCのスペックが多分に影響しているように思われます。
(中略)
ご提案頂きました、ファイルマネージャーのファイル数の1ページあたりの少数化ですが、今後の改良の際の検討事項として反映させて頂くべく今後の課題とさせて頂きますので何卒ご了承下さいます様宜しくお願い申し上げます。
だそうだ。丁寧な返事をいただいたので、良い対応をしていただいた、かな。

iCabでは表示できるのだからマシンパワーには関係ないはず?そうするWaMComの問題ということになる。でもたかだかtableのレンダリングが行数によってはできないなんていうことがあるのかな。
posted by おだまさ at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月18日

Mac mini

Mac miniアップル・コンピュータからまたまた魅力的な逸品が出てしまった。Mac mini。価格が58950円〜と言うところが嬉しい。

仕様を見てみると、1.25GHz/1.42GHzのPower PC G4、40/80GBのHDD、256MBのSDRAM、CD-RW/DVD-ROMのコンボドライブ、32MBビデオメモリと言うスペックに、イーサネット、56Kモデム、USB2.0×2、FireWireという端子が備わる。

仕様はこんなもん、というところで、主力マシンにするにはメモリ増設とか色々する必要があって、なによりモニタ、キーボード、マウスが付いていない、ということで、結果的にはそれほどお安く無いみたい。

でも、またしても、やられたって感じの外観デザインを持つ超コンパクトな筐体、それでも安い価格帯、ということで、近来のMacの中で、最も手が届きそうな(僕にとって)存在である。

初期ロットは避けて、それ以降で、導入考えてみようかなあ・・モニタはとりあえず今のトリニトロン管を使うということで。問題は、プリンタ、スキャナというSCSI機器をどうするか。

追記(2005年2月14日)
posted by おだまさ at 01:11| Comment(0) | TrackBack(1) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月22日

WaMComその後のその後

前にも触れたことがあるけれど、Mac OS classicでも走るmozillaベースのブラウザWaMComに関するエントリが、僕のブログの中ではヒットの多いページだったりする。
  1. 2004/6/29:Mac OS Classicのブラウザ
  2. WaMCoMその後
先日も野狐禅さんのブログからトラックバックいただいたので、エントリを拝読させていただくと、なんと会社でMac OS9を使っているとのこと。これは羨ましいと思いつつ読み進めてみると、WaMComのブラウザ機能の他に、スパムメール対策としてのメーラとしても使っているとのこと。

そうかその手もあったのか、と目から鱗だったりした。

ちなみに、僕が使っているメーラは、いまだに、といわざると得ないが、Eudora-J 1.3.8.8r7である。今でこそEudoraというとライブドアが日本語版を販売しているようだが、これはそうではない。まだフリーソフトだったEudoraを中田さんという方が日本語化して下さったソフトだ。

僕がMacを使いはじめた8年ほど前は、Macのメーラといえば、ほぼ100%このEudora-Jのことを指していたと思う。それほどに使い勝手が良かった。

されど、さすがに今にしてみれば機能不足は否めない。添付書類のデコード機能が貧弱だし、受信箱の振り分け機能もない。そして、野狐禅さんも触れているスパムメールへの対応が全くない(フィルタ機能がない)。インターネットのよき時代のソフト、といえるかもしれないが、今のように日に10〜20通もスパムメールが来るのでは、ジャンクメール・フィルタは必須だ。

mozillaの売りの一つがジャンクメール・フィルタなのだが、ver.1.3.1とそれほど新しくないと言っても、WaMComにも十分なフィルタ機能があるようだ。そろそろ乗り換え時かな・・・と思いつつ、今日も軽さが嬉しいEudora-Jを使ってしまうのだった。

余談だが、朝日新聞の記事によると、Microsoftの総帥ゲイツ君のところには、日に400万通のスパムメールが届くそうだ。社内システムでフィルタリングしているらしいが、そうするくらいならスパムが発信しにくい仕組みを作って欲しいモノだ。まあ、Microsoftには無理だろうが・・・
posted by おだまさ at 23:33| Comment(7) | TrackBack(0) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月12日

Mozilla Firefox 1.0スタート!


firtefox

ついにMozilla Firefox 1.0が発表された。プレビュー・リリースの頃からを含めてダウンロードが100万件を突破したという。MicrosoftのInternet Exploreがセキュリティ・ホールがらみで評判を落としているのを後目に、良心的なネット世界の住人に大好評だといえる。MSに奪われた血筋を奪い返す、Mosaicの真の後継者といえる。

僕が家で使っているMac OS8.6にはもはや対応していないが、会社で使っているWindows 98SEマシンではMozillaそしてFirefoxを使っている。IE出なければダメという場面にはほとんど出会わない。

かつてのMozillaと違って、インストールもインストーラを使って随分簡単にできるようになっている。特にWindowsユーザにはFirefoxに乗り換えることを強くオススメしたい。

ただし、日本語版Firefox1.0PRを使っている人は、自動アップデート機能は使わない方がいい。日本語パックまわりのアップデータがおかしいらしく、自動アップデートを実行すると正常に起動しなくなる。もじら組のフォーラムにも書いてあったけど、まさに僕もはまってしまった。こうなるとアンインストール、フルインストーラをダウンロードして再インストール、という羽目になる。やはりフルインストーラを初めからダウンロードして、インストールする方が良いみたい(プロファイルは新規作成しなくても使うことができた)。
posted by おだまさ at 02:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月19日

WaMComその後

以前、"Mac OS Classicのブラウザ"というエントリで、MacOS 8.6上で動くmozillaとして、WaMCom1.3.1を紹介した。これはmozilla1.3.1をベースに、独自のバグフィックスと機能向上を果たした、Mac OS8.6上で動く最新の、そして最後のGeckoエンジン搭載ブラウザだ(多分)。

ウチのMacでは、特筆すべき不具合もなく、ちゃんと動いてくれているのだが・・・。

この僕のエントリを読んで下さって、さらにインストールされた方から、動作不具合に関するコメントをいただいた。そこで、あらためて"WaMComその後"と称して新しいエントリを起こして、それらの記事をまとめてみた次第。

報告いただいた不具合は、
(1)日本語パックを当ててもメニュー等が完全に日本語化されない。
(2)flashのコンテンツがあるサイトに行くと落ちる、コンテンツが表示されない(warabieさんのStrawWorldのエントリも参考)。

実は、このいずれも、ウチのMacでは発生していない。

(1)は、mozillaに日本語パック適用時、よくある不具合らしい。どうも最初の起動時にNEtscape7.02等他のmozillaベースブラウザのプロファイルを使ってしまうと起きるようだ。対策としては、プロファイルを新規作成することや、一度言語設定をすべて英語に直し、ブラウザを再起動して再度日本語設定にする、など。

(2)は、当初、ウチのMacにインストールしていたのがflash plyer 6だったので、flash player 7の場合の不具合かと思っていた。そこで、試しにMacromediaのサイトからflash player 7のインストーラをダウンロードして、インストールしてみた。

すると、インストール直後のブラウザ再起動でメニューバーの一部が英語化。げっ、やばいと思いつつflashのコンテンツにあるサイトに行っても、とりあえず表示はOK。日本語化異常も、再度ブラウザを終了・再起動したら治った(ほっ)。

flashの不具合をコメントされていた方が例として挙げていたApple Home Page powered by Exciteを見に行ったときのスナップショットを、about:pluginsとともにアップしてみた。
プラグインmappleexciteM

iPodを持っている人影の部分がflashのコンテンツなので、ちゃんと再生しているのだと思う。

ということで、この不具合に関しては、申し訳ないのだが僕の知識では、ちょっと対策が思いつかない。どなたかご存知の方、お知恵を拝借したい。
posted by おだまさ at 00:50| Comment(5) | TrackBack(4) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月29日

Mac OS Classicのブラウザ

僕が使っているMacではいまだに(今となってはClassicと称される)Mac OS 8.6が稼働している。こうなるとさすがに新しいソフトは対応していなくて、ブラウザもその例に漏れず、Mozillaやスタンドアローン・ブラウザのFirefoxの最新版は元より、メンテナンスモードに入っているNetscape7.2すら使えない。もちろん、IEは問答無用で使う気無し。

ということで、ブラウザにはNetscape7.01Jを使っていた(7.02Jは使わなかった)のだが、このブラウザ、web上のファイルの保存ができない(バグと言うにはあまりに大きい)。

それで、ブラウザを新しくしたいと常々思っていて、MacオンリーのブラウザiCabに期待しているのだが、こちらはCSS2の実装がいつまで待ってもしっかりしない(iCab3.0はいつ出るのかな〜?)。

で・・・どうしようと思っていたときに、もじら組のフォーラムでmozilla1.3.1ベースでMac OS Classicでも動作するというWaMComの存在を知った。OS9以降しか動かないのではないかと思ったが、OS8.6までは対応している。おまけに日本語パックまで用意されているのである。これはもうインストールするしかない。

インストールは、wamcom-131-macos9-20030723.sitをダウンロードして解凍するだけ。以前にネスケを使っていたなら、お約束で新規プロファイルを作るべきだろう。

プロファイルに関連するフォルダは、(基本的には)システムドライブのDocuments:Mozilla:Profilesのフォルダ内に作られるので、過去に使っていたブックマークなどがあればそこからコピーすればよい。

日本語パック入れる場合は、Language PacksのページにあるJapaneseをクリックすれば、自動的にインストールが始まるので、インストール後に、Edit:Preference:Navigator:Languageから日本語を選択すればよい(だったはず)。

こちらがデスクトップのスナップショット。

mozilla131M

ちゃんとOS8.6でMozilla 1.3.1が稼働している。ちょっと感激。

ということで、使ってみて、OS8.6でも全く問題なし。データの保存も可能だし、ネスケ本家よりも、Mac OS Classicユーザは絶対にWaMComの方がオススメ。
posted by おだまさ at 01:13| Comment(73) | TrackBack(11) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年03月16日

太陽系最遠の天体が発見された

"冥王星の3倍の彼方に最遠の天体発見"
"太陽系最遠の天体セドナ(英文)"

カリフォルニア工科大の研究グループにより、太陽系最遠の天体が発見され、イヌイットの神話による海の創造の女神の名を取ってセドナと命名された。NASAも公式見解を発表しており、第10番惑星か、と言われたが、惑星と小惑星の間のような存在のようだ。上記後者のリンクに詳しいが、大きさは月より小さく、冥王星とほぼ同じくらいのようだ。長大な楕円軌道を約1万500年かけて周回し、太陽からの距離は近いときで約130億キロ、遠いときで約1300億キロの距離にある。これは冥王星までの距離の3倍、地球と太陽の距離の約900倍に相当するそうだ。これは小惑星の巣のようなカイパーベルトの外側に相当する。

冥王星の発見以降、太陽系内での最大の天体の発見でもあるそうだ。今にいたって、発見されるというのも凄いし、またその距離が冥王星の遙か彼方であったというのももっと凄い。天文学者の地道な探査に頭が下がる思いだ。

ただ、冥王星ですら、衛星カロンが冥王星の前を通過することを利用して表面の明暗マップが作られたそうだ(参照記事:鹿島宇宙通信研究センターのページ)が、セドナについては表面が赤い、ということ以外、地表面に関する情報は何も得られていないようだ。いつか探査機が調査に赴くまで、謎のままになっているのだろう。人類がいつかたどり着くことがあるだろうか?

肉眼では決して見ることのできない惑星(小惑星?)が夜空に浮かんでいる、そんなことに思いを馳せるのは、ただ単純に楽しい。1万500年という公転周期も、今から1万年前というと人類史にさかのぼれば氷河期末期の新人の時代、日本で言えば縄文文化が栄えている頃だ。そんな時代からようやく太陽(セドナからはピンの先ほどの大きさにしか見えないそうだ)の回りを一周するという、とてつもなく気の長い話となる。宇宙っていうのは、本当に人間の時間感覚を超越したところにあるものだ。

後者のリンクはカリフォルニア工科大の研究グループリーダBrown氏のサイトであり、セドナについて、発見方法、どのような星かについての考察などあって、非常に興味深い。
posted by おだまさ at 23:26| Comment(0) | TrackBack(1) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする