2013年09月28日

呑み屋S再び

 行きつけの呑み屋Sへ寄る。
 エビス大瓶一本に日本酒(冷)一合。肴に茹でた枝豆、鶏の唐揚、牛スジと蒟蒻の煮付け。締めて1,090円なり。
 店のおかあさんと立話。もう大きなお孫さんもいる年代だが、まだ元気に店を開けてくれる。これまで、店の切り盛り含めて様々な辛酸を舐めてきたであろう、そんな老店主とカウンター越しに話をしていると、色々うまくいかない状況であっても、自分は自分、それで良い、と言ってもらっているような気分になってくる。
 別に身の上相談などしているわけではないのだが、そういう心持ちになってくるので・・・この店に通うのは、安くて旨い酒や肴があるからだけではないようだ。



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2013年05月01日

料理人の才

 家人が仕事で遅い週末など、たまに、料理をする。といっても、多種のおかずを用意するには至らず、一品料理ばかり。

 親子丼。
 味噌煮込み饂飩。
 カレー饂飩。
 お好み焼き。
 ・・・

 まあ、ジャンクフード言えばそれまでだが、これはこれで家族皆好きなので、問題無し。そんなわけで、先日はミートスパゲティを作った。

 ミートソースをもちろん手作りするのだが、ソースを煮込んで、最後に味を整える、ここが分からない。スープを作ってもそうなのだが、大さじ一杯分とか小皿一杯分くらい味見しないと、味が決まっているのか、薄いのか、よく分からない。

 そういうとき、プロの料理人は、ほんのわずかの量の味見で、味付けの是非を判断している。TVからの情報しかないけれど、きっとそうなのだと思う。どうして、小さじ一杯程度の量で味の濃さとか広がりとか、そういうものが的確にわかるのか、これが不思議でならない。つまり、そんな味覚の敏感なところが、料理人の才の才たるところなんだろう。

 さて、ミートソースのレシピも、簡単に書いておく(基本的には某本のレシピ通りなのだが、少しアレンジが入っている)。

 大蒜1個、玉葱1個、人参1/3本をみじん切りにする。フライパンにオリーブ油大さじ1、バター大さじ2を入れて熱し、バターが溶けたところで大蒜をまず炒める。香りが出てきた辺りで、玉葱、人参を入れ、中火でじっくり炒める。

 玉葱が飴色になってきたら、牛挽肉200gを入れてさらに炒め、色が変わったら、ナツメグ少々、胡椒少々、塩小さじ3程度入れて味をつける。さらに、粉チーズ少々、小麦粉大さじ1.5を入れて馴染ませる。

 あらかじめ鍋に水1と2/3カップを火にかけ、コンソメスープの素を入れて、煮立ったら火を止めておく。そこに、フライパンの具を投入。さらにトマトピューレー200g、赤ワイン大さじ2、ローリエの葉1枚を入れて、強火にかける。かき混ぜつつ、煮立ったら弱火〜中火にして、灰汁をとりながら、30分程度煮込む。肉が沈んでいると焦げ付くので、たまにかき混ぜて、最後に塩・胡椒で味を整えてできあがり。所要時間約2時間。

 凝った味、ではないかもしれないが、我が家では定番メニューの一つ。

ミートソーススパ


ラベル:麺類
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2012年01月22日

洋食や 三代目 たいめいけん(上野駅)

 出張で上野駅へ。構内での仕事だったのだが、あちこちうろついていると、駅ナカでたいめいけんを見つけた。正確には、「洋食や 三代目 たいめいけん」で、たいめいけん三代目の茂出木浩司さんが日本橋の本店とは別にサテライト店として展開している系列店だ。とはいっても久しぶりのたいめいけん、寄らずにはおられない、ということで、昼少し前の11時半ころ、店を訪れた。

 しかし、さすが、上野駅の駅ナカ、すでにかなり混んでいる。僕の大きな出張荷物を見たフロアの見た店員さんが四人がけのテーブルに案内してくれたのは助かった。店の中は、板の間のフロアで、本店と同じくキレイでさっぱりしている。

 店の性格らして、料理の種類はかなり限られていて、オムライス、ハヤシライス、ラーメンが中心、周りを見ると、さすがにランチで定番のオムライスを頼んでいる人がほとんどのようだったが、僕はやはりそういう気分ではなく、ポークソテージンジャーソースとライス(980円)、それからボルシチ(50円)を注文。味は、ソースも肉も、期待に違わず美味い!。付け合わせのサラダも少し酸っぱくてさっぱりしている。料理全体がとんがって美味い、というのではなく、ほっとする美味さだ。この美味さで1,000円程度なのだから、それも嬉しい。これが今の所の僕にとってのたいめいけんだ。
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2011年07月13日

つがる路

110712sijimi.jpg 久しぶりに青森/三沢への出張が入った。10年以上前に何度か行って以来だったのだが、行ってみると・・・記憶からよみがえってきたのは、青森駅から三沢駅に向かう電車が経由する野辺地駅の防雪林のたたずまい、三沢駅付近の道路の曲がり具合、三沢市内のアーケード、位。やはり覚えていないものである。

 一泊二日の出張で、夜は同僚と、ホテルのフロントに教えてもらった居酒屋「いろり」で地酒とともに色々な魚料理や十三湖産の大粒シジミのバター炒めなどに舌鼓を打っていた訳だが、写真を撮っていなかったので、ここでは、やはり十三湖産のシジミを使ったシジミラーメンの記事をアップする。

 青森駅で三沢行きの電車の待ち時間に駅前の食堂「つがる路」にて。塩ラーメンにシジミが入っている、と言えばそれまでなのだが、シジミの出汁が程よく出ていて、なるほど、という味わいで旨い。地味だけど、青森に十三湖や小川原湖のシジミのイメージを持っている人なら、味わってみるのも良いだろう。お値段は700円也。

 それにしてもこの三沢出張、10年前と色々違って考えさせられたのだが、まず伊丹からの三沢直行便がなくなっていた。元々JASだったので、今のJALの路線削減でなくなったのかもしれない。それから、青森駅〜三沢駅間がJRではなく第三セクターの青い森鉄道になっていた。以前も本数が多かったわけではないが、昼間は1時間に1本もないような運行状態。聞けば、青森新幹線が青森まで開通したことの影響で、八戸〜青森間が三セク化されたのだそうだ。青森新幹線の影響は三沢にも及んでいて、三沢には新幹線は通っていないので、この辺の中心駅が他に代わってしまい、三沢もやや人が減っているそうだ。そうしていると、話は飛躍するが、博多まで開通した九州新幹線も、色々な影響を回りに与えているのだろう。

 三沢から待ち時間と移動時間を同じくらいかけながら、青森空港へ移動し、伊丹便で帰って来た。久しぶりの機窓からの写真もアップしておこう。日が沈む直前の、雲海上の空の様子。縮小しているので写真では見えなくなっている細い三日月がきれいだった。
110712aomoriitami.jpg
ラベル:麺類
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2010年05月29日

呑み屋S

 先のエントリの末尾に書いたとおり、会社帰りに呑み屋Sに寄ってきた。

 店内はカウンターのみ、日によって違うが21:00頃には閉店、しかしとにかく安い、というこの店。以前は会社の同僚のKやSと行っていたが、最近は皆忙しいのか、誘っても都合が付かないことが多くなり、いよいよ最近は独りで通っている始末。それでも、行けば大抵、これまた会社の先輩のHさんがいたりして、それなりに話に花を咲かせたりできる、そういう意味でも良い居場所である。

 で、今日はといえば。
 日本酒(燗)2合。
 ヒレカツ・ポテトサラダ添え。
頼んだのはこれだけなのだが、今日はおかあさんのサービスで、鮪のヅケ、出汁を餡状にした筑前煮もいただく。以上、650円なり。

 財布の軽い僕にしてみれば誠に嬉しい店で、ついつい通ってしまう。ちなみに安いだけでなく、美味い!。

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2010年05月26日

晩酌のない晩飯

 たいてい、晩飯の時には酒を呑むのだが、今日は時間が遅いこともあって、やめておいた。ちなみに最近よく呑んでいるのは小山本家酒造の「こめいちず」。純米酒だが一升瓶で1,000円を切るという価格にも関わらず、雑味が少なくて旨い。そのコストパフォーマンスの良さからついつい買い求めてしまう銘柄だ。

 という話はさておき。

 ちなみに今日の晩飯はというと、
 焼売。手作りなのだが、帰宅時間は家人が寝た頃なものだから、蒸されたものをレンジでチン、というのはやむをえない。
 茄子の冷菜。半分に割って蒸した茄子を冷やしておき、刻んだ葱とザーサイを入れた酢醤油のタレをかけて食す。
 サーモンの刺身。
 玉葱、人参、ワカメを煮込んだ卵とじのスープ。
 白飯。

 好きなメニューばかりなので喜んで食べていたのだが、そのとき、ふと思ったのだ。
 (このつまみで酒を呑んだら、旨いだろうなぁ・・・。)
 何を考えているのやら。

 かといって、酒さえあればそれでよいと思っているのでもない。晩のおかずを肴に酒を呑んでいるときなど、逆に、
 (このつまみを熱い飯と一緒に食べたら、旨いだろうなぁ・・・。)
などと思ったりすることもある。最近はそれほど気にしているのでもないが、酒を呑み終わってから飯にする、という段取りにしているので、こんなことを考えるわけだ。

 結局のところ、無い物ねだり、なのかも。

 ということで、明日は会社帰りにSにでも寄って、一杯やってから帰るとしようか。
 
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2009年12月18日

めん処かのや

kanoya.jpg 久しぶりの泊まりの東京出張。宿はT大徒歩圏内の湯島にとった。

 昼に東京駅八重洲地下の中華料理店・紅虎家常菜で食べた「大餃子定食」(880円)が、まだ腹に残っている感があったのと、単独行でもあったので、繁華街を後目に、夜は軽く蕎麦で済ませようと決めた。

 余談だがこの大餃子定食、長さ10cm幅3cm程度の特大餃子8ヶとスープ、ご飯というシンプルながら食い応えのあるメニュー。焼きたての餃子はもちろん美味しく、値段も場所柄を考えれば値段も安いと思う(ランチメニューだろうが)。これだけ餃子があるとビールが飲みたくなるが、昼から会議もあるので、やめておいた。

 それはさておき。

 ホテル近くを一通りぶらつくが、蕎麦屋で目に付いたのは、お品書きがないような立派な構えの店か、お品書きはあっても値段の書いていないような店。懐のそれほど暖かくない僕としては、ちょっと足を踏み入れることができない。交差点角にあるセルフの店が、そういう意味ではよかったのだが、結局、「生そば 讃岐うどん めん処かのや」に決めた。

 カウンターのみ10席程度の店で、食券を買って注文するところは立ち食い蕎麦屋に通ずるところがある。注文はかき揚げ蕎麦(600円)。

 このかき揚げ蕎麦、その場で生地を練って揚げてくれるかき揚げが嬉しい。具は一口大の玉葱、小海老とゲソ。ゲソは珍しいと思うが、歯ごたえのある食感がアクセントになっていてなかなか良い。海老も、小海老をむいたのと頭付きの小海老とがあって、海老の風味がほのかに感じられて、旨い。蕎麦も立ち食い系よりは美味しく、余り客もいない店内と、ほどよい値段ながらこのかき揚げで、満足。


ラベル:麺類
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2009年12月05日

あらうま堂

arauma.jpg 東京からの出張帰り、居酒屋「のぞみ」でおかき類を肴に一通りビールや酒を飲んだ後、梅田にあるラーメン屋あらうま堂に寄る。

 注文は「あらうまラーメン」(630円)。基本メニューの豚骨醤油。チャーシューはバラ肉とモモ肉が選べるが、くどい方が好きな僕は「こってりバラ肉」。麺は太めの縮れ麺でサッパリしているスープに合う。普通に美味しいラーメン屋だが、JRと阪急の駅の間という場所柄もあり、夜はだいたい満席で行列ができている。並んでまでは・・・と思うところだが、今回は待ちが2人程度なので、久しぶりに寄ってみた。メンマやキムチがサービスというところも結構嬉しい。注文してから出てくるまでのつなぎに、メンマをついついつまんでしまう。

 それにしてもこの店、女性客が多いのに驚く。男友達と、だけでなく、女性同士や「お一人様」というパターンもあり、満席の店内の半数が女性。僕が座ったカウンターも両手に花状態(^_^;)。これも場所柄、だろうか。

ラベル:麺類
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2009年11月07日

万葉軒そば処

 千葉方面出張の移動中、丁度昼過ぎだったので、入った立喰い蕎麦屋さん(JR千葉駅構内)。すこしググってみると色々なブログがヒットするので、千葉の方々にはなじみのある店のようだ。

 注文は、大判かき揚げ蕎麦(\500)。小振りな丼に一杯のかき揚げが浮かんでいる。具は賽の目に切った烏賊、細切りの人参、牛蒡、玉葱など。小柱は入っていなくて残念。

 最近思うのは、蕎麦は関東風の濃い色のつゆ、うどんは関西風の色の薄いつゆが良いかなあ、と。それでなければいけない、というほどではないのだが、なんとなく、そう思うようになってきた。何故だろう?
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2009年01月04日

ぬくい

 新年だというのに、まずは去年のネタから。

 生粋の大阪っ子の同僚Sと横浜に出張に行ったときのこと。昼になり、横浜の地下街の蕎麦屋で昼飯を食おうということになった。

 選んだのは麺類とミニカツ丼のセットもの。レジで食券を買うシステムだったので、まずSが注文した。すると、

店員:お蕎麦は暖かいのになさいますか、それとも冷たいのになさいますか?

S:ぬくいの。

店員:え?

S:ぬくい方。

店員:・・・

S:えと・・・あた、あたたかい方、をください。

 通じないものなんだなあ、とあらためた思ったという小ネタ。
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2008年08月27日

スパゲティハウスチャオ

 関西に来て10年を超えたが、その前には名古屋に9年ほど住んでいた。したがって色々思い出深い街で、出張などで脚を運ぶ機会を探しているのだが、なかなかあるものではない。

 それでも先日、知多方面に行く用事があり、夕方に名駅に帰ることができたので、地下街をちょと脚を伸ばして、訪れたのがスパゲティハウスチャオ。名古屋のご当地料理、あんかけスパゲティの店だ。

 名古屋名物と言えば、味噌カツや櫃まぶし、味噌煮込み饂飩などがメジャーなのかもしれないが、僕としては手羽先の唐揚げ(自分は山ちゃん派)、味仙の台湾ラーメン、そしてこのあんかけスパ辺りが思い出深いメニューだ。

あんかけスパ大盛り 食事時は老若男女(スパゲティ屋でこれほど男性サラリーマンの入る店も珍しいだろう)で込み合う店だが、17時少し前という変則的な時間なので空いていた。頼んだのはミラネーゼのジャンボ(大盛り)で、870円なり。ご覧の通り、赤ウィンナーとマッシュルームのスライスを炒めたものを極太のスパゲティ麺に載せて独特のあんをかけまわしたもの。このあんがすこしぴり辛くクセになる味。

 ということで、僕は大好きなこのあんかけスパ、しかしググって見るとあんまり評判がよくなさそう?。確かにいわゆるスパゲティを想像して食べると期待を裏切られるかもしれないが、麺類が好き、という輩であれば、おそらく気に入ってもらえるだろう一品だと思う。

 夫婦共に名古屋出身の我が家では定番の味、レジで売っているレトルトのソースをついつい所望してしまう。
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2008年05月15日

彩華ラーメン

彩華ラーメン大盛り 5月頭の連休で奈良の方に遊びに行ったその帰り、久しぶりに彩華ラーメン(橿原店)に立ち寄った。大阪の東南に住んでいて、この彩華によく行っていたのは下の子が生まれる前だからもう7年前にもなる。

 今は24号のバイパスが二上山近くを超えて大阪まで高速で接続されているが、当時はその高架を建設している最中だったので、覚醒の感があった。ナビの付いてないmyプントで地図を見ながら、榛原の方から走っていくと、どうも通り過ぎたよう。でも、見覚えのある交差点に出て、「確かこの道を北に行って・・・交差点を右に・・・」景色は変わっているものの、ところどころに覚えている建物があって、「覚えているもんだナ〜」と自画自賛しながら、無事店に到着。

 店の中も、当時の改修後の長机、座敷、テーブルという構成から変わっていないようで、「その前は大きなテントの中の屋台みたいだったんだよな〜」と奥さんとひとしきり懐かしむ(でも、サイトを見ると最近改装していたようだ)。注文は、彩華ラーメン大盛り。

 味わいは・・・縮れ気味の細麺と少し辛くこってり風で大蒜の効いたスープが、これだよね〜と言わしめてしまう。いつも食べ終わるとくどくなり、今度来るときは小盛りにしておこうと思いつつ、実際に来てしまうと大盛りを頼んでしまうという、自制心の無さが露呈してしまう店だ。

 まあ、洗練された美味さがある店、ではないし、チャーハンもピラフのようで、格別美味いという訳でもないと思うが、ラーメンの味わいや店の感じが自分に合っているというのか、また来ようと思わせる。とはいえ、大盛りで930円というのは、小麦価格上昇の折りとはいえ、ちと高い。
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2008年05月12日

船場吉兆使い回し報道に思う

 少し前のニュースだが、船場吉兆で食べ残しを使い回していたという報道があった。

牛肉の産地表示を偽ったとして大阪府警の家宅捜索を受けた高級料亭「船場吉兆」(大阪市中央区)が、昨年11月の休業前まで本店の料亭で客が手付かずで残した料理を別の客に提供していたことが2日、分かった。(中略)大阪市などによると、船場吉兆が使い回していたのは、本店で出していたアユの塩焼きやゴボウをウナギで包んだ「八幡巻き」、エビと魚のすり身を蒸した「えびきす」、サーモンの焼き物、稚アユの素揚げ、刺し身のツマの少なくとも6品目。(日経ネット(2008年5月2日)

 当然、報道では客が手付かずで残した料理を「別の客に提供していた」ということが問題とされ、非難の対象になっているわけだが、それよりも、すり身の蒸しもの、サーモンの焼き物、鮎の素揚げとか、よくは知らないがどうも一品料理と思われる料理に箸を付けなかった客こそ、その作法を問われるべきではないか。

 調理した品が全く手付かずで下がってくる、しかも、使い回しが報道になるくらい頻繁にそういうことがあったということだ。まさに飽食の時代ここに極まれり。料理に対する客の心遣いの無さが、こういう問題を生むのだと思う。
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2008年01月08日

たいめいけん

たいめいけん 2008年最初のエントリは、洋食レストラン「たいめいけん」のこと。実際にお店に行ったのは去年の暮れ。

 足かけ10年に渡って、つまみ食いするように池波正太郎の作品を読み進めていると、おそらく多くの読者が思うだろうことが、食に関するエッセイ本に載っている、氏が通ったという店に行ってみたい、ということになる。それらの店の幾つかは廃業しているし、また僕のような薄給サラリーマンには手の届かないような店もあるだろう。その中でこのたいめいけんは、若輩モノにも門戸を開いてくれる店だ(と言っても1階だけど)。

ロース・カツレツ 12月のある日、馬喰町で人と会う用事が済んだのが午後3時半ころ。後は関西に帰るだけ、という好都合で、東京駅まで歩くついでに、この日本橋の「たいめいけん」に寄るチャンスを得た。夕方4時頃の1階店内は、昼時は行列ができるという喧噪が嘘のように、数組の客がいるばかり。店内は、なんとなく想像していた「定食屋のような」雰囲気ではなく、落ち着いた色調につつまれた、しっとりした空間だった。

 頼んだのは、ロース・カツレツ。細かく挽いたパン粉で揚げてあり、デミグラスソースがとろりとかかってくる。こうなると、豚カツとは違う、ということになる。付け合わせにキャベツの浅漬け(というのかな)と、スパゲティをケチャップで炒めたもの、それにライスが付いて950円。場所柄を考えれば充分に安い。もちろん、肉はやわらかく、旨くて、満足。来る機会が少ないことを思えば、帰りの新幹線内の酒代を回してポークソテーを食するべきだったかな。
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2007年11月15日

元祖豚丼のぱんちょう

 実は帯広に行くようになるまで知らなかったのだが、帯広(十勝)の名物料理に「豚丼」がある。豚丼と言っても、牛丼チェーン店で米国産牛肉輸入禁止に伴い出てきた、豚の細切れ肉を玉葱と煮込んでご飯にかける、あの豚丼ではない。厚さ数mmの豚ロース肉を甘辛な独特のタレで浸け焼き、ご飯に載せたもので、焼き肉丼に近いか。

ぱんちょうの豚丼 その豚丼の元祖で、北海道の人に「豚丼ならまずこの店のを食べねば」と言わしめたのが、帯広駅前にある、昭和8年創業という老舗、"元祖豚丼の"「ぱんちょう」。

 決して広くない店内に入ると割烹着を着たおばちゃん店員が迎えてくれる。メニューは基本的に豚丼のみ、豚丼は肉の量で「松・竹・梅」などがあるが、この写真は「竹」(850円)。

 肝心の味は、と言えば、これはやはり旨い!。食欲をそそる味と言おうか。シンプルな料理に思えるが侮り難しで、昼飯時に行くと店外まで行列ができているのもうなずける。
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2007年11月05日

麺屋 燕(つばめ)

 所用で静岡県島田市に出かけた。大井川沿いの町で、江戸時代の旧東海道島田宿跡などもあるのだが、通り抜ける時間しかなかった。クルマで回っている内に昼の時間となり、
 「昼飯、どうしようか・・ラーメンにでもしようか」
と考えて大きめの道にクルマを走らせる。が、ラーメン屋が見当たらない。こうなってくると、いよいよラーメンが食したくなり、ようやく見つけたのが、この麺屋 燕(つばめ)。

 お薦めはどうやら和風ラーメンだったようだが、気が付かず、しおラーメンの大盛り(730円)を注文。
麺屋燕しおラーメン細いストレート麺にどちらかと言えばあっさり風なスープで、めちゃくちゃな感動はないにしても、普通に旨かった。満足。

 ところで、この店もそうなのだが、最近、火を使わないご飯ものをセットにするラーメン屋がある。火を使わない、というのはチャーシュー丼、葱トロ丼とかそういう類だ。個人的には、そういうセットメニューは面白くない。白飯かチャーハン、というシンプルであって欲しい。
ラベル:麺類
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2006年06月17日

サッポロビール博物館

 私用ではないが、1年ぶりに北海道に飛んだ。訪問先は札幌だっが、人と会う都合がなかなか着かず、帰りの日の午前中が丸々空いたので、これまで行ったことのない所に行くことにした。

 北海道に来るとクルマで移動する事が多い。去年の旅行は新千歳空港からレンタカーだったし、10年以上前に旅したときはフェリーでクルマを持ってきた。そうすると、なかなか行けないのがサッポロビール園だったりする。

 札幌市街の地図を見ると、案外遠くない。とぼとぼ歩いていくと駅から20分くらいで到着。煉瓦作りの建物と煙突が雰囲気を醸し出している。午後から人に会う用事があったので、ビール園でたらふく飲み食いする・・・という訳にはいかず、隣のビール博物館を見学した(もちろん試飲目当て)。

 朝の10時前ということで、観光地だろうにほとんど人が居ない。そもそももう開館しているのか?と悩みながらビール博物館に入ってみると、受付のお姉さんに「見学ですか?」と声をかけられ、ほっとした。

ビール博物館 店内の展示は北海道開拓使のビール作りの時代、昭和大戦前、大戦後の大きなビール会社の、そしてサッポロビールの歩みを紹介し、過去の札幌工場の設備の紹介、昔からのサッポロビール商品の紹介、CMの紹介(これが懐かしい)などがある。ここで歴史を見るまで、サッポロビールとアサヒビールが一時期一つの巨大なビール会社であるなど知らなかった。つまり、北海道開拓使が興した開拓使麦酒醸造所を明治19年に民間に払い下げられできたのが札幌麦酒株式会社。明治20年には東京で恵比寿ビールのブランドを持つことになる日本麦酒醸造株式会社が、明治22年に大阪で大阪麦酒株式会社が設立。この3社が明治39年に合併して大日本麦酒株式会社が発足。戦後の昭和24年、過度経済力集中排除法適用により日本麦酒株式会社と朝日麦酒株式会社に分割され、それぞれが後のサッポロビール株式会社とアサヒビール株式会社になる。恵比寿ブランドはこの分割の際に日本麦酒(サッポロビール)に引き継がれた。

試飲:お試しセット ということで、見学順路に従って3階から1階まで降りていくと、そこが有料試飲コーナーと売店。開拓使ビール、恵比寿黒ビール、黒ラベル(だったかな)がセットになったお試しセット\400を頼むと、カウンターの店員さんが小振りなグラスに注いでくれる。飲み比べて思ったのは、やはり創業当時の味を再現したという開拓使ビールが、一番まろやかで味わい深い感じがしたということ。僕はどうもスーパードライのような味は好きではなく、まろやかな味のビールの方が好きなようで、余計にそう思うのかもしれない。ということで、偶然できた午前中の空き時間で美味しい思いを味わうことができた。ドイツビールもそうだが、美味いビールはやはり美味い。

 北海道の旅の最後は、帰阪のための新千歳〜伊丹便の機窓からの風景。没する陽の光が雲海の狭間に綺麗なコントラストを作り出していた。
 
機窓から見た日没 
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2006年06月05日

かじ天

 久々に再びの博多訪問。昼前に着く「のぞみ」で博多駅着、少し早いが昼飯を・・・ということで、前回も訪れた天麩羅の店「かじ天」(博多駅地下)へ。メニューはやはり同じ「玄海膳」
 天麩羅(カボチャ、白身魚、シシトウ、サツマイモ、ふぐ、大葉)
 鰯の刺身
 蓮の煮物
 浅蜊の味噌汁
 ご飯
 香の物
である(前回と記述が違うのは前が記憶違いで今回がたぶん正しい)。これで840円なり。

 前回は椅子席だったのだが、今回はカウンター、しかも店長が天麩羅を上げる真向かいだ。店長が具材を小麦粉、それから衣に通して油にさっと投げ入れる手際を見ているのが面白い。

 カウンター席の特権が、店長揚げたての天麩羅を上げた順番に(2回に分けて)皿に盛りつけてくれることだ。まさに揚げたてなわけで、この熱々をつゆにつけて食べられることはまさに幸せであり、旨くないわけがない。

 となりに座っていた白髪の男性は、お酒を飲みつつ、順番に揚がってくる天麩羅をゆっくりと召し上がっていた。時間が許せば僕もそうしたかったところだ。

 お得な定食のはずの玄海膳だが、カウンターに座れば、少し贅沢な気分で天麩羅を食することができる。やはりこの店は気に入っている。
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2006年05月23日

甲州ほうとう「小作」その2

 前に甲府に出かけて甲州ほうとうの店で冷やしほうとうを食べたというエントリをアップしたが、再び甲府訪問の機会に恵まれたので、今度は熱いほうとうを食べようと、再び甲州ほうとうの店「小作」をたずねた。

 注文したのは「豚肉ほうとう」(\1,300)。鉄鍋に張った味噌仕立ての出汁で煮込んだ味噌煮込みうどんの雰囲気だ(もちろん八丁味噌ではなく、合わせ味噌?だが)。冷やしほうとうと異なり、(きしめんよりも)もっと厚く太い麺で、これならばオリジナルな麺類という感がある。豚の脂が溶けた出汁はそれでも飲みやすく、里芋、ジャガイモ、椎茸、カボチャなど野菜もたっぷり入っていて、見た目以上に食べ甲斐がある。熱々のところをフーフー言いながら食べるのがまた美味しい。

 一通り食べ終わると流石に汗が吹き出てくるが、そんなときに店員さんから団扇を貸してもらえるのが嬉しい。

 ということで、僕的には冷やしほうとう「おざら」よりも、この熱いほうとうがお薦め。
ラベル:麺類
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2006年04月13日

甲州ほうとう「小作」

 Y大に用事があり甲府へ。新幹線で静岡まで行き、そこから身延線経由で甲府に入る。

 到着が丁度昼の時間なので、Y大へ上っていく坂道の始まりにある甲州ほうとうの店「小作」に入る。後で知ったのだがチェーン店で、色々なところに店があるらしい。中は座敷と掘り炬燵になっていて夜の飲み屋がメインのような雰囲気もある。

 相変わらずの無知で「ほうとう」なるのものを知らなかったのだが、小作のお品書きによれば、
「ほうとう」は「饂飩(はくたく)」の音便。
饂飩とは何か。食の部だけで475字もある大漢和辞典によると饂飩は「餅の類。うどん。・・・」とある。


 ほうとうなら知らないが饂飩なら知っている。池波正太郎氏の「鬼平」にしばしば登場する「一本饂飩」、うどんだ。しかして、メニューを見ると、鉄鍋にたくさんの具と独特の出汁で煮込んだ鍋の写真が並んでいる。なるほど、と思い、「甲州ほうとう」と名付くくらいの地元の名物なのだからと、これを頼むことにする。ただし、時間がないので、熱い煮込みではなく、冷ましたほうとうを熱いつゆに浸けて食べるという「おざら(冷やしほうとう)」に天麩羅をつけた「天麩羅おざら」を注文する。

 はたして出てきたモノは・・・
 「きしめん・・・?」
 名古屋在住歴9年の僕には、出てきた麺はきしめんにしか見えなかった。食べてみて食感もまた然り。甲州ほうとうがこういうものなのか、それとも冷やしほうとうだからこうなのか・・・。悩みは尽きぬが、しかしこのおざら。冷ましたほうとうを熱いつゆに浸けるものだから、結局温くなった麺を食べるのであり、どこか中途半端な感があった。やはり鉄鍋で煮込んだ本来のほうとうのスタイルで食べるのが良いかもしれない。あるいは暑い盛りに冷たいつゆですするのがよいのかもしれない。次回来ることがあれば煮込んだ甲州ほうとうを食してみたいと思う。

 写真は甲州ほうとうとは関係ないが、その日の身延線から見えた富士山。折からの強風で、新幹線も徐行運転か、というほどだったが、おかげで山頂まで雲一つない快晴になり、雄麗な富士の高嶺を仰ぐことができた。観光のおじさん、おばさん団体に混じって、一人車窓からカメラを構えた次第。

身延線からの富士山 
ラベル:麺類
posted by おだまさ at 01:47| Comment(0) | TrackBack(2) | 食事雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする