2013年07月24日

参議院選挙

 去年の衆議院選挙の結果を見て、そうなるといやだなあと思いつつ、そうなるのかやはり、と思っていた参議院選挙の結果は、やはりその通りとなった。今回も、ネットで自分が見て回った警鐘や危惧は、現実の結果とは全く解離していたと言わざるを得ない。まさに、見えているところが全てと思い込んでしまう陥穽に陥りやすいのがネットということだ。

 民主党・旧民主党候補の一人負けの様相で、結果、見た目には『自公の一人勝ち』となってしまった。衆参過半数を占める与党を誕生させる体制変更の選挙の投票率は、52.61%・戦後3番目の低さ、という。ねじれ国会が解消してしまうかもしれない、というこんな重要な選挙が、だ。

 この結果として何が起こるか。端的にいえば、南堂さんのwebサイトの7月22日の項に書いてあることがピタリと来る感じだ。要するに
アベノミクスと称して、4〜6月の景気が少し良くなっている。これを見て来春の消費税増税が決まる。しかし、景気が良くなっているのは、一部の金持ちの消費の結果であって、一般庶民の品目はデフレであり、儲けた大企業は内部留保。つまり、生活者の実態としては景気が良くなっていないのに、消費税が増税され、それがトリガーとなり、デフレ悪化、円安バブル崩壊。
アベノミクスの正体は、消費税増税のための露払いだったわけだ。

 そして、見た目には自由貿易協定のようなTPP。国内法に勝る条約で、海外企業の権利を守り(ISDS条項)、一度自由化されたが最後取り消すことができない(ラチェット規定)条約を結ぶ与党。

 さらに、国民の権利より国家体制を優先する憲法に改正しようとする与党でもある。

 総論としての正論はいつも正しい。しかし、正論の皮をかぶった各論の実態は、正論ではないこともある。そこに、だまされないようにしなければいけない、と思う。



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2013年07月12日

南ドイツ出張覚え書き・(了)

覚え書き・3より続く)

 毎朝、滞在先の宿まで、打ち合わせ先の方が迎えにきてくれる。社有車のようだがメルセデスAMGのワゴン。南ドイツのこの界隈の道は、牧草地の合間を抜けていくので、歩道やガードレールがなく、景色と道が一体化している。こういう感じの景色が好きだ。
アルプスの山々

 ふと遠くに目をやれば、草原の向こうにアルプスの山々。冬になれば白くもっと美しいらしい。もっとも、この近くも雪だらけになって寒いのだそうだ。

 三日目の昼もイタリアンのオープンテラス。どこのイタリア料理屋もイタリア系の従業員が給仕してくれる。クリームソースのトッテリーニを食す。塩味がかなり効いていたが、美味い。オープンテラスでイタリア系給仕のこともあり、味わい深い。デザートに自家製ティラミス。今回の出張は、割とデザートを食べている。

 打ち合わせは今日で終わり。夕方には電車でミュンヘン中央駅へ移動。クーラーのない電車は、窓を開けても暑苦しい。汗だくになって今夜のホテルへ。ホテルにはクーラーがあるので、ようやく生き返る。

 夜はミュンヘン旧市街、旧市庁舎の先にあるビヤホールへ。建物の中も涼しくないので、オープンテラスにて。
ミュンヘンの夜

 連日のボリュームのある食事で、胃も疲れ気味なのと、旅程で食す機会がなかったため、好物のレバーケーゼを頼む。ビールはもちろんバイツェン。三種類の味わいを楽しむ。厚さ2cmはあろうかというレバーケーザ。日本のハム・ソーセージ店で買ったレバーケーゼは薄くスライスしてあったが、やはりこうでなくては。味も良かったのだが、実は打ち合わせ先の近くにある肉屋内の立ち食いコーナーで食べた、その店で売っているレバーケーゼが、僕の中では一番の記憶に残っている。このビヤホールのレバーケーゼはそこまでではなかった。

 ドイツを離れる最終日、昼はフランクフルト空港内で最後のドイツ料理にする。例によってバイツェンと、これも今回の出張では食べていなかったバイエルン名物の白ソーセージを2本に、プレッツェル。白ソーセージは、ナイフとフォークで皮を剥くのは至難なので、丸ごと食す。身は柔らかくて美味い。皮も嫌いではない。最後のドイツをじっくり味わって帰国便へ。

 帰りの便は、往きよりも混んでいて、ほぼ満席。4列席通路側の席だったが、やはりほとんど眠れなかった。往きに見た「Playing for keeps」をもう一度見たりして、それでも何とか眠ろうとし・・・無事、帰国。


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2013年07月05日

南ドイツ出張覚え書き・3

覚え書き・2より続く)

 翌日も相変わらず天気は雲一つない晴天で暑い。昼はイタリアン。三種類のパスタを厚手の皿に入れ、オーブンで?焼いたのをいただく。トマトソース、ホワイトソースそれぞれに美味い。ここでもオープンテラスに陣取る。どの店でもそういったスペースがあり、客はほとんどが屋外にいる。一人の老いた男性が、ワイングラスで水を飲みながら新聞を読んでいる様が印象的。

 夜はイルゼーの教会に隣接するビール醸造所のビヤガーデンにて。
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 名物の地ビールは、定番のバイツェンと熟成期間の長いものを飲む。思いがけず甘い味わいに驚く。

 食事はまずジャガイモスープ。期待したクリームスープではなかったが、ごった煮スープに細かく刻んだ西洋ワサビが少し浮かべられていて、しょっぱさの中に、わずかに辛さがある。メインは牛肉のぶつ切りを赤キャベツと一緒にブラウンソースで煮込んだものに、ジャガイモの練り団子(クネーデル)の付け合わせとサラダ。

 レタス、キュウリ(といっても日本のものよりはるかに太い)、トマトのサラダはドレッシングがかかっておらず、卓上のバルサミコ酢、オリーブ油、塩、胡椒をかけて食べる。存外美味い。メインの肉は柔らかく、味も良い。ジャガイモの練り団子は実は余り得意でなく、一つ残してしまう。デザートは苺とバニラアイス。日本で買うパックの半分位の苺の量に瞠目。毎夜ながら、これ以上食べられないほど満腹なり。

 食事の後、まだ日が落ちない中を散策。隣接する教会の中も見せていただく。ミサのためのコーラスの練習なのか、パイプオルガンの音色と合唱の声が響いていた。石造りの教会のこの音響効果は、宗教的儀式の雰囲気をいやがおうにも高めるだろう。日本の木造建築の寺社とは全く違うところだ。
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次回へ)
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2013年06月29日

南ドイツ出張覚え書き・2

覚え書き・1より続く)

 宿泊した宿は田舎にある家族経営の民宿かペンションか・・・という感じだが、新館合わせて三階建てが二棟もある、けっこう大きな宿だった。下の写真は、そんな宿の周りの風景。芝生の広がる、綺麗な景色。まばらに建っている家々は、どれも白壁に赤茶の屋根に統一されていて、これも綺麗な景色の構成している。ゆっくり歩く時間がなかったが、近くには遊歩道が整備されているらしい。
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 朝食はバイキング形式。ドイツの丸パンに薄くスライスしたチーズ、ハム、ソーセージ、野菜の付け合わせを取る。飲み物はオレンジジュースにコーヒー。丸パンを半分に割って、バター、チーズ、ハムを挟んでサンドイッチにして食す。その他、炙ったソーセージ、茹で卵、フルーツの切り身を盛り付けたヨーグルト。滞在中、朝はすべてこのメニュー。

 昼は出張先の近くのレストラン。天気は晴天、気候も良く、オープンテラスで食す(料理は失念・・・)。

 日中はとにかく暑い!年に数日しかないような暑さだそうだ。それが夏前に訪れるのだから例年にない気象らしい。ドイツのオフィスの例に漏れず、クーラーが無い。そのため、打ち合わせは、窓を開け放した部屋で、ファンを回して、それでも汗だくになりながら行う。日本と違って湿度はないので、蒸し暑くはないのが救い。

 夜になると、といっても21時くらいまでは日が沈まないので、向こうの19時頃も日本の感覚では17時くらいか。日が落ちてくると気温も下がって、涼しくなってくる。

 夕食は昨夜と同じく、ホテル横のビヤガーデンにて。ビールはこれしかないというバイツェンを飲み続ける。食事は・・・スープは練り団子を浮かべたコンソメスープ。少々塩辛いが、美味い。メインには、豚の背肉と薄切りハムを巻いて、薄く衣を付けて揚げたものをクリームソースでいただく。いつもながらボリュームがある。デザートには、出張先の社長お勧め、ホテル特製の、瓶詰め苺ジャムにアイスクリームを載せたもの。苺の形の残ったジャムは甘さ控え目で食べきってしまう。日本ではこの季節には苺はもう出回っていないというと、向こうの人は驚いていた。デザートでも一品並の量があることにいつもながら驚かされる。毎食、満腹となる。

次回へ)

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2013年06月23日

南ドイツ出張覚え書き・1

 3年ぶりに南ドイツ(ミュンヘン近郊)への出張に行ってきた。過去、何度か行ったことのあるところだけに、懐かしさと目新しさの入り混じった旅となった。その覚え書き。

 フランクフルト行きのルフトハンザの機材はエアバスではなくボーイング747(4発のジャンボ)。エコノミー通路側の席で、10時間余を過ごす。機内で2編の映画を見る。まずは「のぼうの城」。地方の国が飛ぶ鳥を落とす勢いの秀吉軍の攻略に反旗を翻すのは、高橋克彦の「天を衝く」を思い出させる。舞台の山城、周りの農村風景や秀吉の軍勢の描写は良い。主演の野村萬斎は、適といえば適だが、うつけに見せて実は鋭いという人物像を描ききれなかった。次に 「Playing for keeps」(このブログに記事を起こすまで知らなかったが、今夏「スマイル・アゲイン」という邦題で全国公開)。引退したスターサッカープレイヤーの、離婚した元妻、愛息との家族を取り戻す話。およそ想像できる物語だが、それ故に安心して見ていられる佳品。少年役のノア・ロマックスとともに、元妻のジェシカ・ビールが良い。今の恋人と元の夫との間で、揺れ動く心をきめ細やかに演じた。吹き替え又は字幕を付けて、もう一度じっくり見てみたい。

 フランクフルトに到着後、入国審査を経てミュンヘン行きの乗り継ぎ便のデッキへ。コインを増やすためと、小腹を満たすためにスタンドでホットドッグを買う。手の平大の固いパン、20cmはあろうかというフランクフルト・ソーセージに、親指の倍はあろうかというピクルス。とてもパンに挟んで食べられそうにないので、それぞれ手掴みで食す。それぞれに美味なり。ソーセージの皮の噛みごたえと中身の味わいや良し。

フランクフルト情景

ミュンヘンと、その後の滞在先までの電車も遅延なく、夜9時過ぎに無事到着。思ったより涼しくない。ホテル横のビヤホールで夕食。まずビールは、ホテルの地ビールからデュンケルと普通のバイツェン。食事は、バイエルン地方特有の、色々な団子の入った定番スープと、茹でアスパラガスのマヨネーズソースにデミグラスソースがけの豚肉ヒレ2切、付け合わせに茹でたジャガイモをスパイスで軽く和えたもの。この時期が旬のアスパラガスは、径が1cm程度ある太いもので、ホワイトが5本、グリーンが2本。グリーンは根元がホワイトという、日本では見ないもの。太いのに噛みごたえを残しつ柔らかくて、筋もなくて食べやすい。ホワイト特有のややほんのり苦みのある味わいが良い。ソースをたっぷりと付けて食す。付け合わせのジャガイモもたっぷりとあり、白、茶いずれのソースともよく合う。満腹なり。

満腹と疲労で、ホテルの部屋に入るなり寝入ってしまう。時差ボケで4時ころから何度か目が覚めるのはいつもの通り。

次回へ)

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2013年06月10日

火星の空と中国の空

 火星の空が、火星で見ると茶っぽく見える、という前回のエントリー。それに関連して、昔撮った写真を思い出したので、それをアップする。
襄樊劉集空港

 場所は、中国湖北省・襄陽市(旧・襄樊じょうはん市)の襄樊劉集空港。襄樊は三国志で有名な諸葛孔明が若かりし頃過ごした町だそうだ。僕は仕事の用事で行ったので、観光はほとんどしていないが、この空港の周りは、それこそ荒涼とした荒れ地が広がっていたように覚えている。撮影は2年程前。

 空港周りも襄樊の市街地も、滞在した数日かは、いつもこのような曇りでもないが晴れでもない空模様。太陽もぼんやりとしか見えない。最近なぜか言われだしたpm2.5でもないが、舞い上がった砂や微粒子が浮遊して、光を散乱して、こんな空模様にしているのだろう。そして、火星の空も、こんな感じなのではないか、と(でも、襄樊では、地上が赤茶けて見える程、ではなかったけれど)。

 で、下が、キュリオシティのMastCamが撮影した生画像。赤茶というより薄茶。
SOl271rawImage


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2013年05月26日

火星の景色

 前のエントリーで少し触れた、NASAの火星探査ローバー・キュリオシティのこと。

 とあるブログで、NASAが火星に探査機を送り、それが色々な高解像度の写真を撮影し、地球に伝送していることを知った。それまでの僕の火星探査の知識たるや、バイキング、だけで、2000年以降も複数の探査機が送られていて、今も遂行中のミッションがあるとは全く知らなかった。それで、興味を持って色々な写真を眺めてみた。

 特に、火星の色、というのは、その昔(1978年)「第三の選択」というドキュメンタリー?があって、人類火星移住計画だとか、火星の空の色は実は青い、とか・・・そういうことをやっていて、当時大いに興奮したというか、本当はそうだったのか、などと子供心に思ったものだ。このエントリーを書くために、googleで検索してみたら、今でも結構ヒットするので驚いた。

 その内容はともかく、キュリオシティにつながるのは、火星の色の話。バイキングが公式に報じた火星の色は、赤茶けた大地に薄茶の空・・・と思うが、先のブログの記事によれば、写真内の探査機ローバーの色がおかしくなっていて、それを本来の色に修正すると、火星の空の色も青くなった、(だからNASAは画像処理をしている)とか。

 それで、NASAのwebサイトで公開されているキュリオシティからの画像だ。実は結構、火星の空が青かったり、大地が赤茶一色ではなく、青っぽい色が多いものがある。下の写真は、公開されている"火星大地のパノラマ写真(Rocknest"という場所)(ブログに載せるために少し縮小しているが、NASAのサイトではもっと大きなサイズの画像がある)。

キュリオシティによる火星大地

 ぱっと見ると、地球の砂漠地帯のような印象。これが本当に火星?ということで、その高解像度な画像に目を奪われた。しかも、色が昔のイメージと違う。
 「これが本当の色なのか・・・、第三の選択の指摘もあながち間違ってなかったのか」
とさえ、思ってしまう。

 でも、この色使いの事情は、この写真を公開しているページにも説明がなされている。もっと丁寧に書いているのが、NASAジェット推進研究所のキュリオシティのサイト

 2013年3月18日付けで「火星の大地の"生画像"、"自然画像"、"ホワイトバランス画像"」という記事がある。同じ景色だが色調の異なる3枚の写真が掲載されていて、その説明がある。

 訳をまとめてみると、
キュリオシティのマストカメラ(Mastcam)で撮影された同じ画像の三つの版は、カメラで記録した色合いをを示す上で科学者が取りうる三つの方法を示している。左が生で、未処理の色合いであり、火星から直接受信したものである。中央は「自然」の色合いに校正したもので、我々自身が火星にいたらそのように見えるだろう。右側はいわゆるホワイトバランスを行ったもので、火星での光ではなく、地球でのような光に照らされたらそのように見えるだという推定となる。

 火星の光、というのは、火星の大気は非常に希薄ながら微細な粒子が高濃度で浮遊しているようで、それにより光が散乱され、地球でいう夕焼けのような状態となり、赤色系が主の光にシフトしているので、それで照らされたものも赤っぽく見えるということである。そして、ローバーの色がおかしい、ということも、照明が赤っぽい色なのだから、ということになる。

 ということで、上に貼付けた火星のパノラマ画像も、ホワイトバランスされたものである。結局、色というのは、場の光に左右される訳で、何が本当の色か、ということは難しい。

 長々と書いた色の話は、しかしこのエントリーでは前振りで、本当に書きたかったのはそれではない。

 この火星の景色が、ホワイトバランスされた写真では余計に、身近な風景としか感じられない、のである。地球から遥か離れた別の惑星の風景の写真が、だ。この奇妙な違和感が火星探査の写真に魅せられたゆえん。他に、ローバーの影が地面に落ちているような写真があるが、これもまた、ひどく身近な様子で、火星世界をとても親近感を持って感じてしまう。そういう意味で、何度見ても不思議な写真と思うのである。

 というところで、後、余談なのだが、上でNASAのサイトにある写真を転載しているが、NASAの「webサイト画像使用のガイドライン」が、実は素晴らしいのである(ページの場所は分かりにくいが)。この「NASA画像の使用とNASAwebサイトへのリンク」によると、

 NASAの静止画、音声記録、動画、あらゆる様式のテクスチャーマップやポリゴンデータといった3次元モデルの描画に使われるコンピュータファイルは、一般には著作権を主張しない。画像収集、教科書、公共への公開、コンピューター画像シミュレーション、インターネットのwebページなどの教育上あるいは情報上の用途に、NASA画像、動画、音声、3次元モデルの描画に使うデータファイルを使うことができる。この一般的許諾は個人のwebサイトにも適用される。

 この一般的許諾は、NASAバッジロゴ(青い「ミートボール」章)、旧NASAロゴ(赤い「虫」ロゴ)、NASA紋章の使用には適用されない。これらの画像は、NASA職員以外は使用できない、また、NASAが支援していない製品(webページを含む)に使用することもできない。

 広告の場合を除き、素材の出典がNASAであると知らしめなければならない。NASA広告ガイドラインを参照。

 NASAの素材を、特に広告のような商業目的で使用するには、明示的にも暗示的にも、商業製品やサービスへNASAが支持していると伝えてはならない。NASAの画像が識別できる個人を含む場合、商業目的でその画像を使用することは、プライバシーやパブリシティーを侵害する恐れがあり、その個人からの許諾を得るべきである。NASAの画像やエンブレムの利用に関する問い合わせは、NASA本部写真事業部まで連絡されたい。


 ということで、画像の非商用利用については、著作権を主張しない(出典明示のみ)である。その心意気が嬉しい。

 同じページの和訳が、実はJAXAのwebサイト内にもある。

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2013年05月18日

NASAの小惑星サンプルリターン計画が開発フェイズへ

 火星探査ローバーキュリオシティのエントリーを書こうと思って、NASAのwebサイトを見に行ったら、TOPニュースでこうあった。

 NASAの小惑星サンプルリターンミッションが開発へ移行

 サンプルリターンと言えば、2010年に悲願の地球帰還を果たした我らがMUSES-Cこと「はやぶさ」をまず真っ先に思う浮かべるが、NASAもアリゾナ大と検討をしていて、晴れて意思決定点(意訳。原文はKey Decision Point)−Cを通過したそうだ。これによりこのミッションは開発フェイズへ移行するのだという。

 上記リンクのページにある動画に、この探査機OSIRIS-RExがどのように小惑星のサンプルを回収するのかの紹介があるが、これが中々凝っている。周りに入れ物の付いた網のようなお椀を小惑星に押し付けて、その中に勢いよく窒素ガスを吹き込んで、外に漏れ出る時に舞い上がる砂や小石を入れ物で回収する、ということらしい。「はやぶさ」のタッチ・アンド・ゴーとはかなり違う。これにより、少なくとも60gの表面サンプルを採取する、という。

 このOSIRIS-RExの行き先は、地球近傍小惑星のBennu。炭素質の小惑星と見られていて、どのように惑星が形成され、生命が誕生したのかの研究のためにそのサンプルを活用するのだという。

 OSIRIS-RExのミッションは、
2016年 打上げ
2018年 小惑星Bennuに到着
2020年 サンプル回収
2023年 地球に帰還
という工程とのこと。

 ということで、これで気になるのが、我がJAXAの進める、同じくサンプルリターン計画「はやぶさ2」。同様に炭素系の小惑星である「1999 JU3」(名前がまだ無い)を目指し、
2014年 打上げ
2018年 小惑星「1999 JU3」に到着
2019年 サンプル回収
2020年 地球に帰還
という計画で、ガチンコ勝負の様相である。でも、はやぶさ2のサンプル回収は100mg以上、のようで、60gとだいぶ違う・・・。

 面白いのは打上げから小惑星到達までの期間の違い。OSIRISは往路と復路が同じ位のようだが、はやぶさ2は、往路は時間がかかるが復路は速い。これが、はやぶさの経験をふまえたタイムチャートなのだろうか?何となく、元気なうちに目的地に着いた方が良いのではないかな。

 とにかく、はやぶさ2プロジェクトが失敗せずに成功するよう祈る。

 しかし、オシリスとハヤブサって・・・・たまたま、なんだろうか?

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2013年05月17日

ホンダが2015年からF1に復帰

 こんな時代に、という気もしたが、マクラーレン・ホンダ復活は、なんか嬉しい。オールホンダでなくっても、エンジンサプライヤーとしてF1をかき回して欲しい。ついでに、powered by HONDAも復活してくれないかな。以下、ホンダのプレスリリース。
 FIAフォーミュラ・ワン世界選手権 参戦について

 といいつつ、鈴鹿に行かなくなり、F1を見なくなって久しい。地上波中継がなくなるちょっと前から見なくなっていた。なので、知らない間に、エンジンが2014年から過給器付き1600ccになるとは。これまた、隔世の感。

ということで、先日の琢磨優勝のエントリーと合わせ、回顧録ということで、2002年鈴鹿のS字でのジョーダン・ホンダの琢磨の写真。5位入賞で大いに盛り上がった、僕にとってのベストのF1観戦。

2002年ジョーダン・ホンダの琢磨
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2013年05月08日

アクセス解析

 webでは既に色々言われているが・・・seesaaのアクセス解析機能でのアクセス件数のこと。

 このブログを書くのに利用しているseesaaには、独自のアクセス解析機能がある。簡易的なものなので、アクセスの詳細までは見て取れないが、ページごとのアクセス件数、検索エンジン、検索語、アクセスの時間帯別分布などがブログオーナーに分かるようになっている。

 しかし・・・このアクセス解析、RSSフィードのクローラー、検索エンジンの巡回ロボットのアクセスもカウントしているようである。なので、アクセス数が自分が思う以上に多くなって、オーナーを喜ばせている(かもしれない)。

 実はこのブログ、昔から別のアクセス解析ツールを仕込んでいる。Access Analyzerがそれ。なぜか貼付けられているはずのバナーが表示されていないのだが、ブラウザのページ情報を見てもらえれば、ACCESSANALYZERというgifデータがあるのが分かるはず。

 これはアクセス解析していることを隠しているのでは決してなくて、2004年頃にブログを始めたころに、htmlに仕込んで以来、放っておいたら、今のseesaaのhtml編集ツールでは編集できなくなって(やり方がわからないだけかも)、どうしようもないのだが、何故表示されないのかよくわからない、ということなのである。

 それで、このAccess Analyzerとseesaaのアクセス解析を比べれば、それはもう大きな違いあり。というか、Access Analyzerの数値が低すぎて、涙も涸れる有様。本当にちゃんとカウントしているのかヨAccess Analyzer・・、と思いたくもなるが、seesaaの訪問者数(ユニークアクセス)の1/6くらいである。まあ、これが真実なのだろう。

 しかも、その大部分が自分だったりすると・・・。

 でもま、自分のために書いている、というのが実際のところなので、気にせず、やっていこう。

posted by おだまさ at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になるコト理系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする